深夜のマラソン交渉も平行線…ロシア「対話は建設的だが合意には至らず」
領土問題で両国の意見隔たり大きい…ロシア「一部条項は受け入れ不可」

プーチン露大統領とトランプ米大統領の特使団は、ウクライナ停戦案をめぐり深夜まで5時間にわたるマラソン交渉を行った。
プーチン大統領は、ウィトコフ米大統領特使らとの会合で、米国が提示した停戦案のうち、ロシアが同意できる条項は一部に限られるとの立場を示したという。
3日(現地時間)、「ロイター通信」やロシアの「スプートニク通信」などによると、前日午後にロシアのクレムリンで始まった両国の協議は、5時間にも及んだ。
ロシア側の出席者でプーチン大統領の外交政策補佐官を務めるウシャコフ氏は、会合後に「プーチン大統領とウィトコフ特使との対話は非常に有益かつ建設的で、意義のあるものだった」と評価したものの「停戦案に関する意見の相違は依然として残っている」とした。
また「ロシアは米国の計画の一部条項には同意できるが、その他の条項は受け入れ不可能であることをプーチン大統領が明確に示した」と説明した。
さらに両国は、最も難しい争点とされる領土問題についても議論したが、依然として妥協点は見いだせない状況だとウシャコフ氏は伝えた。また「プーチン大統領とウィトコフ特使は、停戦の詳細条件よりも米国が提示した、停戦案の本質について集中的に議論した」と述べ、「今後も大きな課題が残っている」と付け加えた。
この日の会合には、トランプ大統領の娘婿のクシュナー氏が同席し、ロシア側からはウシャコフ補佐官とプーチン大統領の特使であるドミトリエフ氏が出席した。













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