
自民党副総裁の麻生太郎氏は3日、高市早苗総理の「台湾有事への介入示唆」発言に問題はないと擁護する姿勢を示したと時事通信が伝えた。Newsisの報道によると、元首相の麻生副総裁はこの日、東京で開かれた志公会(麻生派)の議員集会で「これまでやってきたことを具体的に述べただけなのに、何が問題なのか分からないという態度で臨んでくれるのは非常に望ましい」と述べた。
中国の強硬な反応について、麻生副総裁は「中国はいろいろなことをしているが、この程度の発言を聞くのは構わない」とし、「今のところ大きな問題に発展する状況ではない」との見方を示した。麻生副総裁は高市総理の誕生に決定的な役割を果たしたキングメーカーと評価されている。先月の自民党総裁選では党内唯一の派閥を率い、高市総理の勝利を後押しした。
高市総理は先月7日、衆議院での関連質疑に答える中で「艦船を使用した武力行使が伴うなら(日本の)存立危機事態に該当する可能性がある」と述べた。「存立危機事態」は日本が限定的集団自衛権を行使できる要件で、実質的に自衛隊の軍事介入の可能性を示唆する概念だ。現職首相がこれまでの意図的な曖昧さを脱し、公の場でこれを明確に言及したのは初めてで、中国の反発を招いた。
中国は日本産水産物の輸入禁止再開、日本訪問自粛要請、国際連合への書簡などを通じて発言の撤回を求めているが、高市総理は撤回を拒否している。














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