
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は7日(現地時間)、米国のドナルド・トランプ大統領のガザ地区平和構想に基づく第1段階の休戦がほぼ完了したとし、近く第2段階に移行できると見込んでいる。
Newsisの報道によると、タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)は、ネタニヤフ首相がこの日エルサレムでドイツのフリードリヒ・メルツ首相との首脳会談後の共同記者会見で「ご存知の通り第1段階を終えた。我々はほぼ目標に到達した」とし、「すぐに第2段階に入ると予想する」と述べたと伝えたという。そして第2段階がより困難な過程になるだろうと付け加えた。
ネタニヤフ首相はまた「今月末トランプ大統領に会うとき、この平和の機会について議論する」とし、「ガザでイスラム組織ハマスの統治をどう終わらせるかについても議論するが、これはガザの未来とガザに直面した我々の未来を変えるために不可欠な部分だ」と強調した。
ネタニヤフ首相はパレスチナ独立国家の樹立を前提としたいわゆる「二国家解決」に対する反対の立場も明らかにした。彼は「我々(私とメルツ首相)は明らかに異なる見解を持っている」とし、「我々の門前に我々の破壊を目的にする国家が建てられることを許さない」と述べた。ヨルダン川西岸のイスラエル領土編入問題については「依然として議論の対象」としながらも「当分の間は現状が維持されるだろう」と述べた。
汚職裁判の恩赦を条件とした政界引退の可能性については一線を画した。ネタニヤフ首相は関連質問を受け「人々が私の将来を心配している」とし、「有権者も同様で、結局決定は彼らが下すことになる」と述べ、恩赦と引き換えの退陣構想には同意しない意向を示した。
ネタニヤフ首相は税優遇立法などを望む実業家たちからシャンパン・葉巻・宝石など高価な贈り物を受け取った疑いなど複数の汚職事件で起訴され裁判を受けている。現行イスラエル法によれば、大統領は犯罪者の恩赦と刑量減免の権限を行使できる。














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