
米国のドナルド・トランプ大統領が「ロシアが戦争で優位に立っている」と述べ、ウクライナに再び終戦を迫ったと米政治専門メディア「ポリティコ」が9日(現地時間)に報じた。
トランプ大統領はこの日のインタビューで「交渉で有利なのはロシアだ。ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は我々が最近修正して提案した平和構想案を必ず読む必要がある」とし、「彼の側近たち、最高幹部たちも最新の終戦案を好意的に受け止めていた」と語った。
さらに「ゼレンスキー大統領は現実を受け入れられずにいる。ロシアが多くの領土を占領し、戦争で優位に立っている」とし、「彼らが交渉でより多くのことを決定できる立場にある。はっきり言えば、ウクライナは戦争で劣勢に立たされている」と付け加えた。
これに対しゼレンスキー大統領はソーシャル・メディア「X(旧Twitter)」で、「ロシアは我々に領土割譲を強く要求している」とし、「我々は何一つ譲歩したくない。(米国とロシアは)ドンバス地域などの領土を譲れと圧力をかけ続けている。我々はこれに対して一貫して対応している」と述べた。
2日間にわたり英国・ロンドンで英国、フランス、ドイツの首脳と会談した彼は、近く欧州とウクライナの要求が反映された平和案を伝達すると明かした。前日、欧州の首脳たちとの会談後、彼は記者会見で「ウクライナの領土割譲は容認できない」と強調していた。














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