メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「米国は傍観者に転じた」メルツ独首相、ロシアの脅威に“欧州の力”で対峙を強調

織田昌大 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は「パクス・アメリカーナ(米国主導の平和)の時代は終わった」とし、世界の政治・経済秩序が大きな転換期を迎えていると述べた。

ロシアのRTによると、メルツ首相は14日(現地時間)、前日にミュンヘンで開かれたキリスト教社会同盟(CSU)の党大会で演説し、こうした見方を示した上で、欧州各国に対し「大西洋関係の根本的な変化に備える必要がある」と訴えたという。

パクス・アメリカーナは1945年以降に用いられるようになった概念で、北大西洋条約機構(NATO)を通じて制度化された北大西洋同盟の秩序を指す。米国が欧州における主要な安全保障の担い手であり、主導的な軍事大国としての役割を果たしてきたことを意味している。

メルツ首相は「欧州とドイツで数十年にわたって続いてきたパクス・アメリカーナの時代は、事実上終わった。私たちが知っていた形では、もはや存在していない」と述べ「米国は今や極めて明確に自国の利益を追求している」と指摘した。

また、ドナルド・トランプ米大統領の下で進められている関税政策の変化に触れ、米欧間で結ばれている貿易協定が欧州連合(EU)に不利だとの批判が出ていることにも言及した。

さらに、米国の優先順位の変化を背景に、EUは競争力の強化と防衛分野への対応に一層注力すべきだと強調した。いわゆる「ロシアの脅威」を改めて指摘し、ウクライナへの継続的な支援や、英国を含む欧州の結束強化が、引き続き外交・安全保障政策の中核であり続けるべきだとの考えを示した。

トランプ大統領の再任以降、米国とEUの関係は、貿易、防衛費負担、デジタル規制、ウクライナ戦争などを巡って摩擦が続いている。

トランプ政権は新たな国家安全保障戦略(NSS)で「米国第一主義」を再確認し、EUの政治・文化的方向性を批判するとともに「欧州文明の消滅」にまで言及した。さらに、NATOの拡大停止を求め、ウクライナ停戦を通じたロシアとの「戦略的安定」を訴えた。EUの反応は概して否定的で、メルツ首相もこの文書の欧州関連部分について「受け入れられない」と述べていた。

一方、ロシアは、欧州がロシアとウクライナの戦争終結に向けた交渉を妨げていると非難している。欧州側がロシアの侵攻の可能性に言及していることについても「たわごと」と一蹴してきた。セルゲイ・ラブロフ外相は、メルツ首相が率いるドイツ政府について「再ナチ化の兆しを見せている」と主張したこともあった。

織田昌大
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「銃撃犯を素手で制圧!」銃を奪った英雄は警官ではなく、果物売る“ムスリム市民”
  • 【火に油】ミス・フィンランド、“つり目投稿”で王冠剥奪→政治家たちが同ポーズ拡散で自爆炎上!
  • 「米国は口出しするな!」中国海警の比漁船攻撃に米が公式非難も、中国は強硬姿勢崩さず
  • 「隠密兵器の終焉か?」ウクライナが史上初 、ロシア潜水艦を“水中ドローン”で撃破宣言!
  • 【衝撃宣言】米史上初「フェンタニル=大量破壊兵器」指定!米が“軍事行動”へ踏み込む布石か
  • 「敗戦国の日本が約束を破った!」中国、国連で日本を名指し非難...“台湾発言”撤回を要求

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 【映画が現実に】巨匠ロブ・ライナー監督夫妻、次男に刺殺される!“薬物依存”の苦悩が悲劇に
  • 「銃撃犯を素手で制圧!」銃を奪った英雄は警官ではなく、果物売る“ムスリム市民”
  • 【火に油】ミス・フィンランド、“つり目投稿”で王冠剥奪→政治家たちが同ポーズ拡散で自爆炎上!
  • 「お父さん、私を売らないで!」手放されると悟った犬、最後の“涙の懇願”が男の決断を変えた

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 【映画が現実に】巨匠ロブ・ライナー監督夫妻、次男に刺殺される!“薬物依存”の苦悩が悲劇に
  • 「銃撃犯を素手で制圧!」銃を奪った英雄は警官ではなく、果物売る“ムスリム市民”
  • 【火に油】ミス・フィンランド、“つり目投稿”で王冠剥奪→政治家たちが同ポーズ拡散で自爆炎上!
  • 「お父さん、私を売らないで!」手放されると悟った犬、最後の“涙の懇願”が男の決断を変えた

おすすめニュース

  • 1
    「酒癖は人格そのもの?」人気コメディアン、違法医療疑惑のさなか再注目される“過去の発言とエピソード”

    エンタメ 

  • 2
    交際相手との対立で法的争い中のインフルエンサー、息子を出産「頑張ろうね、私たち二人」

    エンタメ 

  • 3
    「虚偽・中傷・セクハラは犯罪」THE BLACKLABEL、悪質コメントに“和解なし”の強硬対応を宣言

    エンタメ 

  • 4
    飲酒事故で服役中の歌手キム・ホジュン、突然浮上した“舞台復帰説”に事務所が即否定

    エンタメ 

  • 5
    31公演で130万枚、興収1億8,570万ドル Stray Kidsが打ち立てた記録…11会場でK-POPアーティスト初公演

    エンタメ 

話題

  • 1
    親交説を否定したリーダー、10年以上の関係を示唆されたメンバーは無言…「注射おばさん」波紋の行方

    エンタメ 

  • 2
    「週13本をこなした全盛期の裏側で…」忙しさが生んだ後輩との距離感、悔いの残るエピソードを告白

    エンタメ 

  • 3
    資産10億から一夜で転落…転倒事故をきっかけに人生が一変した71歳のベテラン歌手、波乱万丈な人生を告白

    エンタメ 

  • 4
    EXO、冬の定番を継ぐ新曲「I'm Home」を電撃予告…「The First Snow」の感動再び?

    エンタメ 

  • 5
    「スキンケアのため訪問しただけ」SHINeeリーダー、“注射おばさん”との親交説疑惑に釈明

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]