
アメリカ海軍特殊部隊が先月、インド洋で中国からイランに向かう船舶に乗り込み、軍事物資を押収したと「WSJ」が12日(現地時間)報じた。
「Newsis」によるとアメリカの当局関係者らは、アメリカ特殊部隊員がスリランカ沿岸から数百km離れた場所でその船舶に乗り込み、貨物を押収した後、船舶の航行を継続させたという。
中国から出発しイランに向かう貨物をアメリカ軍が阻止した事実が明らかになったのは数年ぶりだ。
この作戦は、11日(現地時間)にアメリカ軍がベネズエラ沿岸で原油をイランに輸送するために使用されていたタンカーを押収する数週間前に実施された。
これはアメリカ政府が敵対国を相手に、過去とは異なる攻撃的な海上戦術を展開していることを示している。
アメリカ軍特殊部隊が押収した貨物は、イランの通常兵器生産用物資として使用される可能性のある二重用途品目で、全て破棄された。
アメリカは、その貨物がイランのミサイル部品調達を専門とするイラン企業に運ばれているという情報を収集していた。
アメリカはイランの武器と石油貨物を何度も押収してきた。
昨年1月、アメリカ中央軍がソマリア沿岸付近でイエメンのフーシ派向けのイラン製の弾道ミサイルおよび巡航ミサイル部品を押収した。
2020年と2023年には、イランが輸出する石油をイスラム革命防衛隊のためのものとして押収した。
アメリカは特に、イランのミサイル生産に投入される可能性のある中国製品に対する監視を強化してきた。














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