
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が16日(現地時間)、新たに整備されたウクライナ安全保障策に米議会が確認する場合、受け入れることができると慎重に楽観を示した。しかしNewsisの報道によると、ゼレンスキー大統領はウクライナが受け入れることができるようにする策のためにロシアが拒否する可能性があることを示唆したと米ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じたという。
ゼレンスキー大統領はこの日、ウクライナの記者たちとのSNSインタビューで「皆さんと私は戦争を直接経験する人間であり、戦争中には事実だけを信じる」と述べた。ウクライナ国民に向けたゼレンスキー大統領の発言は前日の夕方、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相と共に記者会見をした際の発言より慎重なトーンだ。ゼレンスキー大統領は前日の会見で米国のドナルド・トランプ大統領と彼の特使たちにウクライナの平和とロシアの再侵攻を防ぐ努力に感謝すると発言していた。
ゼレンスキー大統領はウクライナが領土を譲歩するには欧州と米国からの安全保障が必ず必要だと強調してきた。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナ東部ドンバス地域のうちロシアが占領できなかった14%の地域をウクライナが譲歩しなければならないと主張しており、米政府がこの要求を支持してきた。ゼレンスキー大統領はその地域を非武装地帯にするなどの米国の解決策には同意しなかった。彼はウクライナ軍がドンバスから撤退してもロシア軍が撤退しないだろうから、そのような合意は受け入れられないと主張している。
また、ゼレンスキー大統領は安全保障を固持しており、欧州が彼の立場を支持している。しかしウクライナに対する安全保障が強化されるほどロシアが合意を拒否する可能性がそれだけ高まる。ロシアはウクライナ国内に北大西洋条約機構(NATO)加盟国の兵力が駐留することを一貫して拒否してきた。ゼレンスキー大統領は「もしプーチン大統領がすべてを拒否するなら」米国がロシアに追加制裁を加え、ウクライナにより多くの武器を提供して戦闘を続けられるようにしてほしいと強調した。















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