
ロシアはウクライナ領内に欧州諸国を中心とする多国籍軍が駐留する可能性について、否定的な立場を改めて示した。
タス通信などロシアのメディアによると、ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は17日(現地時間)の定例会見で関連する質問に対し「ウクライナ領内への外国軍派遣に対する我々の立場は一貫しており、広く知られている」と強調した。
ロシアはこれまでもウクライナに欧州諸国の軍が配備されることに強く反対してきており、今回のペスコフ報道官の発言は、そうした姿勢を再確認するものとなった。
一方で、ペスコフ報道官は「この問題は議論を要するテーマだ」とも述べた。
さらに「米国側が準備が整い次第、ウクライナおよび欧州諸国との協議結果を我々に通知してくることを期待している」と述べ「米国、欧州、ウクライナの間での協議から生まれた文書を検討した後、状況はより明確になるだろう」と付け加えた。
また、米国がロシアを対象とした新たな制裁措置を準備しているとの報道については「いかなる制裁も両国関係の正常化にとって有害であることは明らかだ」と指摘した。
このほか、米国のスティーブ・ウィトコフ大統領特使が今週モスクワを訪問する予定だとの報道については「そのような計画はない」と否定した。













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