
中国が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を100基以上配備している可能性があると、「ロイター通信」が22日(現地時間)に報じた。
「ロイター通信」は同日、米国防総省の報告書の草案を入手したとして、「中国がモンゴル国境近くの格納施設に、ICBM『DF-31』を100基以上配備した可能性が高い」と伝えた。また「この地域の存在は以前に報告されたことがあるが、ミサイルの数は公開されていなかった。この文書は議会に提出される前の草案段階だ」と説明している。
報告書によると、中国はここ数年で核弾頭の数を急速に増やしている。2020年9月時点では200基余りだった核弾頭は、2023年10月には500基以上に増加したという。米軍は、中国が2027年までに約700基、2030年までに1,000基以上へと拡大する計画だと推定している。
一方、報告書には、中国が台湾攻撃に向けた具体的な計画を策定しており、「十分な量で台湾を攻撃すれば、アジア太平洋地域における米国の存在に深刻な挑戦をもたらす可能性がある」との指摘も盛り込まれている。
「ロイター通信」は「米国は中国に対し軍備管理を巡る協議を促してきたが、中国はこれに応じなかった」と伝えた上で、「世界的な軍事競争がさらに激化するだろう」との見方を示している。













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