北朝鮮は金正恩国務委員長が立ち会う中、黄海上で長距離戦略巡航ミサイルの発射訓練を行ったと明らかにした。

「朝鮮中央通信」は29日、前日に実施されたミサイル発射訓練について「戦略巡航ミサイルはそれぞれ1万199秒(約2時間50分)と1万203秒間、黄海上空に設定された飛行軌道に沿って飛行し目標を正確に命中させた」と報じた。
「朝鮮中央通信」は今回の訓練の目的について「長距離ミサイル部隊の反撃対応態勢と戦闘能力を点検し、ミサイル兵を機動および火力任務の遂行手順に熟達させるとともに、当該戦略兵器体系の命中精度と信頼性を検証するためのもの」と説明した。
金委員長は「我が国の戦略的反撃能力の絶対的な信頼性と戦闘力を実践的に検証し、明確に誇示する機会となった」とし「党と共和国政府は今後も国家の核戦闘武力を無限かつ継続的に強化・発展させるため総力を挙げていく」と強調した。
さらに「核抑止力を構成する各要素の信頼性と迅速な対応能力を恒常的に点検し、その威力を継続的に示すこと自体が、様々な安全保障上の脅威に直面する現在の情勢下における責任ある自衛権の行使であり、戦争抑止力の発動だ」と主張した。
一方、韓国軍合同参謀本部の関係者も前日午前8時頃、平壌近郊の順安一帯から発射されたミサイル数発を探知したと明らかにした。韓国軍当局は北朝鮮が年末年始にかけて、さらなるミサイル実験を実施する可能性があると伝えた。














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