
中国の習近平国家主席は新年の辞で、「祖国統一の流れは止められない」と述べた。
31日、中国の国営通信社「新華社」によると、習近平は国営放送の「中国中央電視台(CCTV)」などを通じて公開された新年の辞の映像で、「両岸の同胞の血は水よりも濃い」と語った。
昨年の新年の辞でも同様の文言が用いられており、台湾に対する米国の武器販売や、台湾有事への介入可能性に言及した高市早苗総理の発言を踏まえ、台湾問題を意識した発言とみられる。
習近平は、「先日、中華人民共和国全国運動会の開幕式に出席したが、広東省、香港、マカオの三地域が心を一つにし、人々を喜ばせた」と述べ、「一国二制度の方針を確固として貫徹し、香港とマカオが国家発展の大きな枠組みに融合するよう支援し、長期的な繁栄と安定を維持する必要がある」と訴えた。
2025年について、「第14次5ヵ年計画を完了した年となり、多くの困難と挑戦を克服して目標と任務を達成し、中国式現代化の新たな歩みで着実な一歩を踏み出した。経済力、科学技術力、国防力、総合的な国力は新たな段階に進んだ」と自評した。
また、「中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年を盛大に記念し、台湾光復節を制定した年だった」と述べた。「高品質な発展」を巡っては、小惑星探査機「天問2号」や電磁式発射システムを備えた3隻目の航空母艦「福建艦」、ヒューマノイドロボットやドローンを挙げ、成果を評価した。
中国産ゲームの『黒神話:悟空』やアニメの「ナタ」に言及し、文化面での成果としても評価した。
一方、外部環境の不確実性などを挙げて経済的困難の克服を訴えた昨年とは異なり、今年は経済的困難への言及はなかった。
習近平は続けて、2026年が「第15次五カ年計画」が始まる年だとし、高品質な発展の着実な推進と、全面的な改革・開放の深化、国民全体の共同富裕の推進を掲げた。














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