医師ら「死者は1万8,000人規模」との見方

約3週間にわたって続いたイランの反政府デモで多数の犠牲者が出る一方、イランの特権層が隣国トルコに退避してパーティーを開いていたと、英国紙テレグラフが18日(現地時間)に報じた。
テレグラフによると、イランの一部富裕層は大規模な抗議デモと流血弾圧が続く中、国境から約100キロ離れたトルコのリゾート地「バン」に渡り、集会やパーティーを楽しんでいたという。
テレグラフは現地関係者の話として、トルコのナイトクラブでイラン人富裕層が酒を飲む姿が確認され、バン市内ではイランの公用語であるペルシャ語のメニューを提供するカフェや飲食店も営業していたと伝えた。これらの富裕層はクラブの入場料や酒、軽食、水たばこなどに、イラン人の平均月収に相当する約1万円を一晩で支出することもあったという。
現地住民の証言によると、こうした富裕層の多くはイスラム政権を支持する立場にあり、抗議デモ参加者からの攻撃を恐れて、政治的な不安定さを避けるためトルコに渡ったとされる。
匿名を条件に取材に応じたイラン人はテレグラフに対し「彼らは政権から恩恵を受けてきた人々だ」と述べ「イランにいることに不安を感じ、事業で得た資金を使うためにトルコに来ている」と批判した。
一方、今回のデモはイラン当局がインターネットを遮断するなど、国内情勢を厳しく統制しているため、正確な被害規模は明らかになっていない。
これについて、英国紙サンデー・タイムズは現地の医師らから入手した報告書を基に、今回のデモで1万6,500人から1万8,000人が死亡し、約33万人が負傷したと報じた。
一方、ロイター通信は匿名のイラン当局者の話として「今回の抗議デモで約500人の警備員を含め、少なくとも5,000人が死亡したことを確認した」と伝えている。














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