オーストラリア、AUKUSに基づき英国と原潜建造を本格化

オーストラリアが「オーカス(豪米英3カ国の安全保障枠組み、AUKUS)」に基づく原子力潜水艦事業を本格化し、南オーストラリア州オズボーン造船所建設に39億豪ドル(約4,200億円)を優先投資することを決定した。オズボーン造船所とは別に、西オーストラリア州パースのスターリング海軍基地(HMAS Stirling)周辺にはオーカス原潜の維持・保守施設を構築する方針だ。
16日(現地時間)ロイター通信によると、オーストラリア政府は原潜建造施設の着手金として39億豪ドルを投入すると発表した。
建造施設は南オーストラリア州アデレード近郊のオズボーンに整備される。オーカスの合意に基づき、オーストラリア国営防衛産業企業ASCと英国防衛産業企業BAEシステムズが共同で、ここでオーストラリア軍のオーカス級原潜を建造する予定だ。総建設費用は300億豪ドル(約3兆2,000億円)と見積もられている。
オーストラリアは西オーストラリア州パースのスターリング海軍基地周辺にも原潜の維持・保守(MRO)施設を構築する方針だ。施設整備には10年間で120億豪ドル(約1兆3,000億円)が投入される見込みだ。
米国がスターリング海軍基地に最大4隻の米国原潜を循環配置する案が検討されているという米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道もあった。
WSJは中国との衝突時にグアム基地がミサイル脅威にさらされる可能性があるとの懸念が提起される中、スターリング海軍基地は中国本土から比較的遠く危険が低く、南シナ海・台湾海峡など主要紛争海域へのアクセス性も備えているとの評価が出ていると伝えた。
オーカスは2021年9月に発足した豪州・米国・英国3カ国の安全保障パートナーシップで、インド太平洋地域での抑止力強化と安定維持が目標として掲げられている。
















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