ロシア軍輸送機がクリミアで墜落…29人全員死亡、機体不具合の可能性

ロシア軍用機がクリミア半島で墜落し、搭乗していた29人全員が死亡した。
ロシア国営タス通信など現地メディアは1日(現地時間)「前日にロシア軍の輸送機がクリミア半島上空で墜落し、搭乗者29人全員が死亡した」と伝え「捜索隊が墜落地点を確認し、調査を進めている」と報じた。
ロシア国防省は声明で「現場からの報告によれば、乗員6人と乗客23人の全員が死亡した」と明らかにした。ただし、犠牲者が軍人だったかどうかについては言及しなかった。
事故機はアントノフAn-26で貨物輸送や兵員輸送、空挺作戦などに使われる戦術輸送機だ。
BBCは「該当航空機は技術的な問題により断崖に墜落したとみられ、生存者はいないと見られる」と報じた。

事故原因を調べる捜査が始まる中、一部ではウクライナとの戦争が事故に関係しているのではないかとの憶測も出ている。
実際、ウクライナメディアは事故の報道が出る直前、ロシアのSu-34戦闘機が撃墜されたと報じたが両者の関連は確認されていない。
BBCは「ロシア国防省は航空機に外部損傷はなかったと発表した」とし「この発表が事実であれば、ミサイルやドローンが墜落原因だった可能性は低いことを意味する」と伝えた。

1970年代から各国で運用されてきたAn-26が重大事故を起こしたのは今回が初めてではない。
2020年には、ウクライナ当局が運用していたAn-26がハルキウに墜落し、士官候補生を含む26人が死亡した。翌2021年にはロシア極東でも墜落事故が起き、28人が死亡した。
2022年にはウクライナのザポリージャ州でも墜落事故が発生し、1人が死亡した。
今回の事故は近年ロシアで起きたアントノフ機関連事故の最新例となった。昨年7月にはアンガラ航空のアントノフAn-24がアムール州で悪天候の中墜落し、搭乗者48人全員が死亡した。
専門家の間では、旧ソ連時代の1970年代に開発されたAn-26の老朽化が以前から指摘されており、近年も技術的欠陥に関連した墜落事故が相次いでいるとの見方が出ている。
ウクライナが「復活祭休戦」を提案、ロシアの反応は
2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻で始まった戦争が4年を超える中、ウクライナは最近、ロシアに対し復活祭連休中の休戦を提案した。
ウクルインフォルムとタス通信によると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は31日、キーウで開かれた欧州連合(EU)加盟国外相の非公式会合で「我々は復活祭連休に向けた休戦を提案した」とし「米国がこの提案を支持することを望んでおり、ロシアの返答を待っている」と述べたという。
しかし、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は同日、ゼレンスキー大統領の復活祭休戦案について「ロシアはウクライナ紛争で一時的な休戦は受け入れない。ウクライナの持続的な平和を求める」と応じた。
これに先立ち、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は昨年4月、復活祭を前に「人道的理由」を掲げて30時間の休戦を一方的に宣言した。ゼレンスキー大統領は休戦を30日間に延長するよう逆提案したがロシアの同意は得られなかった。両国は休戦期間中、互いに相手が停戦を破ったと非難し合った。













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