トランプ大統領「2~3週間イランを徹底攻撃」

ドナルド・トランプ米大統領はイラン空爆開始から32日目となった1日(現地時間)、イランの戦力はすでに無力化され、今後2~3週間にわたる高強度の空爆で完全に壊滅に追い込む考えを示した。一方、イラン側は主力戦力はなお健在だとして「敵が降伏するまで戦争は続く」と反発した。
トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで行った国民向け演説で「今後2~3週間、イランに対して大規模な攻撃を実施する。この期間内に合意が成立しなければ主要目標を攻撃する」と述べ「すべての発電所を強力に同時攻撃する」と圧力を強めた。さらに「イランを石器時代に逆戻りさせる」との表現も用いた。
一部では、トランプ大統領がこの演説で交渉の進展や具体的な終戦計画を示すとの見方もあったが、新たな発表はなかった。発電所攻撃の猶予期限とされる4月6日の延長の有無や、米地上軍をイラン国内に投入する可能性についても言及しなかった。
その一方で、トランプ大統領はイラン軍の戦力が壊滅段階にあると強調した。「米国はイラン海軍、弾道ミサイル、ミサイル生産施設を破壊し、イランが決して核兵器を保有できないようにした。ミサイルとドローンの発射能力は劇的に弱まり、兵器工場やロケット発射台は粉砕された」と述べた。
これに対し、イラン側は即座に反論した。トランプ大統領の主張とは異なり、イランは核心的な戦力を維持しており、米国による「2~3週間以内の合意」への圧力とは無関係に戦争を継続する構えだ。
イラン軍統合司令部カタム・アル・アンビヤ中央司令部のエブラヒム・ゾルファガリ報道官は「米国とシオニスト(イスラエル政権)の情報は不完全だ。彼らは何も分かっていない」と述べ、イラン軍壊滅との見方を否定した。
さらに「彼らがこれまで攻撃した施設は重要でないものにすぎず、我々の戦略的な軍需生産は彼らがまったく知らず、決して到達できない場所で行われている」と強調した。
その上で「敵が永続的かつ決定的に降伏するまで戦争は続く」とし「これまで経験してきた攻撃より、さらに強力で広範囲かつ破壊的な軍事行動を覚悟せよ」と警告した。
実際、双方はトランプ大統領の演説の前後も空爆を続けた。イスラム革命防衛隊はこの日、エイラート、テルアビブ、ブネイ・ブラックなどイスラエル各地と中東の米軍基地に向けて、ミサイル・ドローン100発以上、ロケット弾200発以上を発射したと明らかにした。
イスラエルのチャンネル12によると、イスラエル北部では80代の男性1人と30代の男性1人がイランのロケット弾の破片で負傷し、ガリラヤ地方には空襲警報が発令されたという。
また、イラン軍はトランプ大統領の演説直前「イスラエルのベングリオン空港に配備された米軍の早期警戒管制機(AWACS)や空中給油機、アラブ首長国連邦(UAE)内のレーダー施設と電子戦施設をドローンで攻撃した」とも発表した。イランは先月27日、サウジアラビア国内の米軍基地を空爆し、米軍のAWACS1機を破壊したとも主張している。
米国とイスラエルも攻勢を続けた。米中央軍(CENTCOM)はトランプ大統領の演説直前の声明で「開戦以降、1万3,000回を超える戦闘飛行で1万2,300カ所以上の標的を攻撃し、イラン船舶155隻以上を損傷または破壊した」と発表した。
イスラエルもこの日、イラン・バグダッドにある革命防衛隊の拠点や、高官が搭乗していた移動式司令部、タブリーズ周辺の弾道ミサイル貯蔵施設などを空爆したと明らかにした。
ニューヨーク・タイムズによると、米国防総省はA-10攻撃機18機をイラン方面に追加配備しているという。「ウォートホッグ」の愛称で知られるA-10攻撃機は、低空飛行しながら30ミリ機関砲を毎秒70発発射できる近接航空支援機で、すでに中東に展開している約12機と合わせて戦力を大幅に増強する形となる。














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