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戦時下の米軍人事に波紋…トランプ政権国防長官に共和党内からも”厳しい声”

望月博樹 アクセス  

戦時下で将軍らを相次ぎ更迭…トランプ政権の国防長官に共和党内からも「落第点」

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ/ChatGPT
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ/ChatGPT

ピート・ヘグセス米国防長官に対する共和党内の不信感が高まっている。イランとの戦争が続く中、軍首脳部を相次いで更迭し、ペンタゴンの人事混乱を拡大させていることから、一部の共和党上院議員の間では「辞任すべきだ」との声まで出ている。

27日(現地時間)、米政治専門メディアのザ・ヒルによると、匿名を条件に語った共和党上院議員らは、ヘグセス長官が仮に現在あらためて指名されたとしても、上院承認を得られないとの見方を示したという。議員らは、同長官体制下での高官人事の混乱を最大の懸念として挙げた。

共和党内の国防強硬派議員らは、ヘグセス長官がランディ・ジョージ陸軍参謀総長に辞任を迫ったとの報道や、最近のジョン・フェラン海軍長官の解任に不満を示している。ある共和党上院議員は「ペンタゴンの優れた指導力が空洞化していることを強く懸念している」とし、「ジョージ将軍の退任が転換点となった」と述べた。

ヘグセス長官の承認時に決め手となる賛成票を投じたトム・ティリス共和党上院議員も、公に懸念を表明した。同議員は、ヘグセス長官が過去に「30~40人」規模の組織しか管理した経験がないとした上で、「現在ははるかに大規模で複雑な組織を率いている」と指摘した。さらに、その実務的・管理能力について「落第点であることに疑いの余地はない」と批判した。

上院軍事委員会に所属するジョニ・アーンスト共和党上院議員は、ジョージ将軍を「米陸軍が輩出した最も優れた将校の一人」と評価し、「彼を解任したのは誤りだった」と述べた。マイク・ラウンズ上院議員も、フェラン海軍長官の解任について「驚いた」と語った。

国防総省は一連の人事を改革のために不可避の措置だと説明している。首席報道官のショーン・パーネル氏は、「大統領と長官は、政権の優先事項と政策を迅速に実行できる将校を任命する権限がある」とし、「必要な変化はすでに行われており、今後も続くだろう」と述べた。

しかし、こうした動きに対する共和党議員の不安は、戦時下という状況もあり一段と強まっている。リサ・マーカウスキー上院議員は「我々は戦時下にある」と述べ、「物事が適切に運営されているとの確信が必要だが、現状はそうではない」と語った。

ヘグセス長官はこれまでに、チャールズ・Q・ブラウン統合参謀本部議長、リサ・フランケッティ海軍作戦部長、ジェフリー・クルーズ国防情報局長、ジェームズ・スライフ空軍参謀総長らも解任している。一部の共和党上院議員は、今夏にも主要将官に対するさらなる退任圧力がかかる可能性を懸念している。

ヘグセス長官は今週、上院軍事委員会の議員らと会談し、人事問題やイランとの軍事衝突の終結に向けた計画などについて説明を求められる見通しだ。ザ・ヒルは、一部の共和党議員がトランプ大統領に対し、国防長官の交代を望んでいると報じた。ただし、最終的な決定権はトランプ大統領にある。

望月博樹
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