
ドナルド・トランプ米大統領が、ホワイトハウスの大統領執務室で総合格闘技「UFC」の選手たちを後ろに立たせたまま、イラン情勢や交渉問題について語る異例の場面が見られた。さらに、UFC選手たちに対し、米国がイラン問題をうまく処理していると思うかと問いかける一幕もあった。
6日(現地時間)、米紙ワシントン・ポスト(WP)によると、トランプ大統領は来月ホワイトハウスで開催されるUFC大会のPRイベントのため、UFC選手たちを招いた場で、記者団からのイラン関連の質問に答えたという。
会場には、イリア・トプリア、アレックス・ペレイラ、ジャスティン・ゲイジーら著名UFC選手も同席していた。
これに先立ち、トランプ大統領は米建国250周年を記念し、来月14日にホワイトハウス南庭園「サウスローン」でUFC大会を開催すると発表していた。この日は「フラッグデー(米国旗制定記念日)」であると同時に、トランプ大統領の誕生日でもある。
トランプ大統領はこの日、会場イメージ図が掲載された冊子を自ら掲げながら、「これまでで最大規模のイベントになるだろう」と述べ、「ホワイトハウスは本来、スポーツイベントを行う場所ではない」と語った。

トランプ大統領は以前からUFCへの強い関心を示してきた。政界入り前の2000年代初頭、UFCが会場確保に苦戦していた際には、自身のホテル兼カジノ施設で大会を開催できるよう支援しており、その後も主要大会にはVIP観客としてたびたび出席してきた。
UFCへの強い関心は、大統領就任後も続いている。昨年4月の相互関税発表直後や、6月に不法移民の取り締まりに反対するデモが激化していた時期にもUFC会場を訪れた。さらに、先月11日に米国とイランによる初の交渉が行われていた際にも、トランプ大統領は直接UFC大会を観戦していた。
UFCの観客層が男性、若年層、非エリート層を中心としており、トランプ大統領の中核支持層と重なる点から、UFCを政治的に活用しているとの分析も出ている。
この日、トランプ大統領はイランとの交渉について、「この24時間で非常に前向きな対話を行った」と述べ、楽観的な見方を示した。
さらに、記者団からイラン関連の質問が続くと、背後に立っていたUFC選手たちに向かって、「われわれはイラン問題をうまく処理していると思うか」と問いかけた。
また、選手たちを指しながら、「イラン人も、この選手たちのようにプライドが高い」と語り、イラン指導部をUFC選手になぞらえる場面もあった。
















コメント0