
イランによる集中的な報復攻撃を受けているアラブ首長国連邦(UAE)で、先端レーザー防空システムの配備が相次いでいることが明らかになった。軍事専門メディアのDefense Blogは7日(現地時間)、ドバイ国際空港で、中国が開発したドローン迎撃用の車載型レーザー兵器システムが確認されたと報じた。
公開された画像を見ると、2022年の中国国際航空宇宙博覧会(珠海エアショー)で披露された「サイレントハンター(Silent Hunter)-21A」と非常によく似た形状をしている。ただし、中国政府、連邦政府ともにレーザー兵器の輸出について公式なコメントは出していない。
中国工程物理研究院(CAEP)が開発した「サイレントハンター-21A」は、光学・電子光学標的センサーと出力約30~100キロワット級のレーザーを搭載した砲塔式プラットフォームだ。約1.5km離れたドローンなどを標的にでき、補助装置を追加すれば最大3km先のドローンのセンサーを無力化する形で迎撃できるとされている。

UAEにイスラエル製レーザー迎撃システム「アイアンビーム」配備
特にUAEは最近、イスラエルからレーザービーム防空迎撃システム「アイアンビーム(Iron Beam)」の提供も受けたことが分かった。
イスラエルの防衛企業Rafael Advanced Defense SystemsとElbit Systemsが10年以上かけて開発したアイアンビームは、最先端の高出力レーザー防空システムだ。
ラファエルは計4種類のレーザー迎撃システムを開発しているが、このうちアイアンビームは最大出力100kW、口径450mmを誇り、射程は最大10kmに達する。
アイアンビームのUAE提供は、両国間における大規模な防衛協力の第一歩とされており、イランによる大規模な報復攻撃を受けているUAEにとって、大きな戦力となる防空兵器と評価されている。

実際、UAEは今回の戦争で、他の湾岸諸国はもちろん、イスラエルを上回る規模の攻撃を受けている。先月4月8日に不安定な停戦合意が成立するまでの約5週間で、UAEは計2800発以上のミサイルやドローン攻撃を受けた。
一方、交戦当事国であるイスラエルが受けた攻撃は、弾道ミサイル約650発、ドローン1300機以上だった。イスラエルは比較的距離が離れているうえ、早期探知が可能なため、迎撃しやすかったことが背景にあるとみられる。
一方、レーザー防空システムは、従来のミサイルと比べて1回あたり数百円程度と圧倒的に低コストで運用できるうえ、精密打撃能力にも優れていることから、次世代防空システムとして注目を集めている。
韓国でも、出力20kWで2〜3km圏内の小型無人機やドローンを撃墜できるレーザー対空兵器「ブロックI(天光)」が実戦配備され、現在運用されている。
















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