
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が近く中国を訪問する予定だとクレムリン(ロシア大統領府)が14日(現地時間)に明らかにした。米国のドナルド・トランプ大統領が中国を訪問し、中国の習近平国家主席と首脳会談を行った直後の発表で、米中ロの外交構図の中でロシアと中国の戦略協調の流れと絡んで注目を集めている。
ロシア国営のタス通信によると、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官はこの日のブリーフィングで、プーチン大統領の訪中日程について「訪問準備が進行中で、最終作業はすでに完了した」と述べ、「近く訪問が実現する」と語ったという。訪中日程の確定について問われると「まもなく発表する予定だ」と答えた。ペスコフ報道官はロシアと中国の首脳間のコミュニケーションについても「我々は習主席との個別の接触を期待している」と述べた。
今回の発言は、トランプ大統領と習主席の首脳会談直後に出た。外交日程が通常数か月前から調整されることを考慮すると、即時の対抗措置と断定するのは難しい。ただし、米国と中国が貿易・安全保障問題を巡って接触する中で、ロシアも中国との首脳接触日程を公開した形になる。
これに先立ち、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は先月、中国の王毅外相の招待で中国を訪問した際、プーチン大統領が今年上半期に中国を訪れる予定だと明らかにしていた。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)もプーチン大統領が5月中に中国を訪問する可能性があると報じた。実際に実現すれば、中国が同月に米国とロシアの首脳を相次いで迎える異例の外交日程になる。
プーチン大統領の訪中が実現すれば、中ロ首脳会談ではエネルギー、安全保障、先端技術、ウクライナ戦争などが主要な議題として取り上げられる可能性が高い。専門家らは今回の訪中推進がウクライナ戦争の長期化の中で中ロの戦略協調を再確認する性格を持つと見ている。ロシアは西側の制裁以降、エネルギー輸出や貿易、金融決済で中国への依存度を高めてきており、中国も米国の圧力の中でロシアとの戦略的な協力関係を簡単に手放せない状況だ。
ただし、今回の日程がトランプ大統領の訪中に対する即時の対応だと断定するのは難しい。首脳の外交日程は通常事前に調整されるためだ。それでも、トランプ大統領に続きプーチン大統領まで中国を訪れるとなれば、北京は米中の対立と中ロの密着が交差する重要な外交舞台として再浮上することになる。中国の立場からすれば、米国との衝突を管理しつつロシアとの協力を維持する「二面外交」の場面でもある。対ロ制裁には参加しないが、直接的な軍事支援には線を引いている既存の基調とも合致している。
一部では中国がウクライナ戦争と中東危機を巡る主要な外交舞台として台頭しているとの分析も出ている。トランプ大統領が北京で習主席と中東戦争の出口問題を議論した後、プーチン大統領も中国訪問を推進しており、大国が相次いで北京での外交に乗り出す流れが見られるということだ。
ただし、中国を伝統的な意味での「中立な仲介者」と見るのは難しいとの評価も多い。ロシア・イランとの戦略的な協力関係を維持しつつ、米国との衝突を管理する方式で、紛争当事国の間で影響力を調整する「管理型外交」を強化しているとの分析だ。
プーチン大統領と習主席は2月4日、約1時間25分間のオンライン首脳会談を行った。習主席は同日、トランプ大統領とも通話した。両首脳の最後の対面は昨年9月、中国・北京の「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年記念式典」で、その際、北朝鮮の金正恩総書記も出席し、北中ロ関係が注目された。














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