

ドナルド・トランプ米大統領が、万一の事態に備えてJ.D.ヴァンス副大統領宛ての極秘書簡をホワイトハウス執務室に保管していると伝えられている。
19日(現地時間)、ニュース・ネイションやFOXニュースなどによると、米国国家安全保障会議(NSC)のセバスチャン・ゴルカ対テロ上級局長は、最近出演したポッドキャスト・Pod Force Oneで、「大統領に何かあった場合に備え、ヴァンス副大統領宛てに書かれた書簡が『レゾリュート・デスク(Resolute Desk)』の引き出しに保管されている」と語った。
レゾリュート・デスクは、ホワイトハウスの大統領執務室「オーバルオフィス」に置かれている歴代米大統領が使用してきた机として知られている。
ただし、ゴルカ局長は書簡の具体的な内容については明らかにしなかった。
米国憲法では、現職大統領が死亡した場合や職務遂行不能となった場合、副大統領が大統領職を継承する。ヴァンス副大統領は大統領継承順位の第1位にあるため、この書簡はトランプ大統領が万一の事態に備えて残したメッセージとみられている。
ゴルカ局長の発言は、トランプ大統領の中国訪問中に、海外の敵対勢力による襲撃や危害の可能性を問われた際の回答だった。彼は「我々にはルールがある。詳細は言えないが、確立された手順が存在する」と説明した。
ワシントン・タイムズによると、ホワイトハウスは書簡の存在に関する確認要請に対し、具体的な回答を避け、トランプ大統領が1月に行ったニュース・ネイションのインタビューを参照するよう求めた。
当時トランプ大統領は、イランが自身の暗殺を試みた場合に備え、「非常に強固な指示をすでに出している」と述べ、「何か起きれば、彼らを地球上から消滅させる」と警告していた。
特に2月のイラン戦争勃発以降、米国内で反戦世論が強まり、イラン側も報復意思を示していることから、トランプ大統領の身の安全への懸念は一段と高まっている。
トランプ大統領は、大統領復帰の前後から繰り返し暗殺や襲撃の脅威にさらされてきた。
2024年7月、ペンシルベニア州バトラーでの演説中には、銃撃犯が発射した弾丸がトランプ大統領の右耳をかすめた。同年9月15日には、フロリダ州ウェストパームビーチのトランプ・インターナショナル・ゴルフクラブ近くの茂みに潜んでライフルを構えていた男が、シークレットサービスに発見された。
さらに4月25日には、ワシントン・ヒルトンで開催されたホワイトハウス記者団主催の晩餐会に、武装したコール・トーマス・アレン容疑者が侵入を試み、現場で取り押さえられた。当時の晩餐会には、トランプ大統領とヴァンス副大統領が共に出席していた。米国土安全保障省はこの事件について、米国による対イラン軍事行動がアレン容疑者の犯行動機に影響を与えた可能性を認めている。
トランプ大統領は高齢リスクも抱えている。1946年6月生まれの同氏は、来月80歳を迎える。
米国ではこれまで、エイブラハム・リンカーン、ジェームズ・ガーフィールド、ウィリアム・マッキンリー、ジョン・F・ケネディの4人の大統領が在任中に暗殺された。また、ロナルド・レーガン元大統領も1981年3月、ワシントン・ヒルトン前で銃撃を受け、肺を貫通する重傷を負った。













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