
中国軍が米中首脳会談の期間中に控えていた台湾周辺での軍事活動を再開し、台湾軍は戦闘機や艦艇を緊急発進させるなどして対応した。
20日に台湾国防省が発表したところによると、19日午前6時から20日午前6時までの24時間に、台湾周辺の空域で中国軍機24機が確認された。このうち13機は台湾海峡の中間線を越えるか、台湾の北部、中部、南西部、東部の空域に進入した。また、同じ時間帯に台湾周辺の海域では、中国海軍の艦艇6隻と中国当局の公務船3隻の活動も確認された。
台湾国防省は、中国軍の動きに対応して、戦闘機や艦艇を直ちに投入するとともに、地対空ミサイルシステムを稼働させたと明らかにした。さらに、台湾空軍のF16V戦闘機が、AN/AAQ-33スナイパーを使用して、中国軍戦闘機を後方から監視する様子を収めた映像も公開した。軍は高度や速度、相手機の位置といった詳細な情報は公表しなかったが、長距離からの監視・追跡能力をアピールする狙いがあったとみられる。
台湾国防省は、「地域の平和と安定を損なっている唯一の要因は、中国軍による脅威と挑発だ」としたうえで、「台湾海峡の現状維持に向け、中国軍の動向を厳重に監視している」と強調した。
台湾軍はこれまでも、台湾周辺で活動する中国軍機を事実上、常時追跡してきた。中国軍機は少なくとも数機、多いときには数十機規模で台湾の防空識別圏(ADIZ)周辺に出現する状況が繰り返されてきた。
ただ、ドナルド・トランプ米大統領の14日から15日にかけての中国訪問中には、中国軍機による台湾周辺での活動が一時的に途絶えた。これについては、米中首脳会談の期間中に緊張の高まりを避けようとする中国側の意図を反映したものだとの見方が出ていた。














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