
ドイツのフリードリヒ・メルツ首相がウクライナに欧州連合(EU)の「準会員」資格を付与する案を21日(現地時間)に提示した。これは5年目に入ったロシアとウクライナの戦争の終結交渉を促進するための措置だ。
メルツ首相は、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長や欧州理事会のアントニオ・コスタ議長などEU指導部に送った書簡で、「ウクライナが短期間でEU加盟を実現するのは現実的に不可能だ」とした上で、「戦時下にあるウクライナの特殊な状況を考慮し、準会員という新たな地位を設けるべきだ」と提案したとAFP通信やロイター通信などの海外メディアが伝えた。
EUがメルツ首相の提案を採用すれば、ウクライナはEU首脳会議や閣僚級会合に参加できるようになる。また、ウクライナはEUの行政機関である欧州委員会に代表を置き、欧州議会にも議員を派遣できる。ただし、いずれも投票権は持たない。メルツ首相は、ウクライナへの準会員資格付与がロシアとの和平交渉を促す効果もあるとの見方を示した。実質的な安全保障を担保するEUの相互支援条項がウクライナにも適用され、EU予算の一部も利用可能になるためだ。
AFP通信は、メルツ首相の提案が他のEU加盟国の支持を得られるかは不透明だと報じた。また、ウクライナ国内でも、準会員という中途半端な立場に置かれることへの懸念から、この案に否定的な見方が出る可能性があると指摘した。














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