米国の砂漠の真ん中に現れた青いしま模様…なぜ?【宇宙から見た地球】
コロラド川周辺の太陽熱蒸発池…青色は染料が理由
国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗した宇宙飛行士が、米国のコロラド川近くで色とりどりの独特な池を撮影した写真が、再び注目を集めている。
科学メディア「Live Science」は19日(現地時間)、2017年6月にISSの宇宙飛行士が撮影した米ユタ州南東部一帯の写真を改めて取り上げた。

写真には、コロラド川が岩場の高原に沿って緑色に蛇行して流れる様子と、その周辺に広がる明るい青色などの貯水池が写っている。これらの池は太陽熱蒸発池で、ユタ州モアブの南西約13キロの地点にある。
この地域は、米西部のコロラド州、ユタ州、ニューメキシコ州、アリゾナ州の一部にまたがる約34万平方キロ規模のコロラド高原の中心部に位置する、赤い砂漠地帯だ。写真には、計23個の池が2つの大きな貯水池群に分かれて造成されている様子が収められている。
NASA地球観測所によると、これらの池の総面積は約160ヘクタールに達する。この施設は、近くの鉱山で採掘した塩化カリウムを精製するために使われている。

塩化カリウムは、まず地下に熱湯を注入してミネラルを多く含む塩水を作り、それを地上にくみ上げて蒸発池に送る方式で採掘される。その後、日光と熱で水分を蒸発させると、微細な茶色の結晶状のカリウムが残る。
池の色がそれぞれ異なるのは、蒸発過程の段階が異なるためだ。最初は日光の吸収を高め、蒸発速度を上げるため、濃い青色の染料を水に加える。時間がたって水位が下がると、染料の濃度も薄まり、色は次第に淡くなる。最終的に池が完全に干上がると、白色を経て、黄褐色のカリウム層だけが残る。
ただし、塩化カリウムの採掘には環境汚染への懸念もある。一般的な鉱山開発の過程で発生する生息地の破壊や騒音公害に加え、塩化ナトリウムや粘土など大量の廃棄物が出るためだ。
特に、塩分を多く含む残さが近くの処理場や屋外に積み上げられ、周辺の水路に流れ込む可能性が指摘されてきた。2017年に発表された研究では、こうした廃棄物が周辺の生態系に影響を及ぼし、生物群集の変化や有害な藻類の繁殖を促す可能性があると指摘された。ただ、カリウム採掘がコロラド川の水質と生態系にどのような影響を与えているのかは、現時点では明確に解明されていない。
一方、コロラド川は米国で6番目に長い川で、米コロラド州北部のロッキー山脈を水源とし、メキシコ北部のカリフォルニア湾まで約2,330キロを流れる。特にグランドキャニオンの形成に重要な役割を果たした川として知られ、多くの浮遊堆積物を含むため、上空から見ると緑色を帯びるのが特徴だ。













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