ロシア・北朝鮮首脳会談期間中に行われた米韓連合空中訓練、同盟強化を目指す

朝鮮半島各地で17∼20日、F-15K・KF-16などの戦闘機と近接航空支援の訓練が行われる

韓国空軍によると、「死の天使」「天使の翼を持つ空の戦艦」と呼ばれる米軍の最新特殊戦闘機AC-130J「ゴーストライダー」が参加した米韓連合空中訓練が17日から20日に行われた。

朝鮮半島の各地で行われたこの訓練は、戦闘機などの航空機が作戦中の地上軍に火力を支援する「近接航空支援(CAS)訓練」として行われた。

米軍のAC-130J、韓国空軍のF-15K、KF-16、FA-50戦闘機、KA-1空中制御攻撃機など、合計10機以上の航空機が参加した。

また、20日の朝には、全北（チョンブク）群山（クンサン）沖合いの稷島（チクト）射撃場でAC-130J 1機とKF-16 2機が実射訓練を行った。

AC-130Jは、17∼19日に江原道（カンウォン道）太白（テベク）必勝射撃場でも単独実射訓練を行っている。

韓国の空軍は「今後も韓米両国は定例訓練だけでなく、さまざまな連合空中訓練を行い、どんな目標も達成できる同盟の強力な力を具現化していく」と明らかにした。

AC-130Jは、米空軍の大型輸送機C-130Jを改造して作られたもので、地上で作戦中の特殊部隊に火力を支援するだけでなく、武装偵察などの任務も果たす。30mmと105mmの砲が装備され、AGM-114ヘルファイア地対地ミサイル、GBU-39小口径精密誘導爆弾など、さまざまな武器を使用できる。

AC-130Jが朝鮮半島に姿を現すのは昨年2月以来2度目となる。