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【感動の再開】戦争で生き別れた家族をテレビ放送で探すプログラム…戦争の痛みを忘れてはいけない

竹内智子 アクセス  

ある男性と女性が韓国の大田(デジョン)と済州島(チェジュ島)から生放送を通して繋がり、再開した姿がテレビで放送された。2人はお互いを見たとたんすぐに血縁を感じたような様子だった。

「子供の頃、理髪店に預けて行った」(女性)「そうだ」(男性)「天気が曇っていた」(女性)「そうだ」(男性)「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」朝鮮戦争で離れ離れになったこの兄弟は、韓国の公共放送であるKBSの特別生放送『離散家族を探します』を通じて30年以上ぶりの感動的な再会を果たした。休戦30周年を迎え、テレビを通じて離れ離れになった家族と再会させるという趣旨で企画された番組は1983年6月30日に始まった。

元々この番組は、1日1時間30分の一回限りで企画された。事前に申し込んだ離散家族の中から150人余りをホールに招き、離れた時の経緯などを紹介する形式だった。午後10時15分に放送を開始するとすぐに大きな反応があった。

受付が麻痺するほどの電話があり、離散家族らはあてもなくにKBSの前に集まってきた。あふれ出すそれぞれの物語により、番組が終わらず、翌日の午前2時30分まで延長となった。

その後、定期放送が決まった。長い間、生きているのかもわらかなかった血族と再会し抱きしめ合い泣き叫ぶ場面は、戦争の惨状を示し韓国は涙の海と化した。離散家族でない国民も出会いの瞬間を見守り、一緒に泣いて一緒に喜んだ。最高視聴率は78%に達した。

パティ・キムが歌った「誰かこの人を知りませんか?」という曲がBGMとして流れ、視聴者の心を揺さぶった。当時売れない歌手だったソル・ウンドは、タイトル曲として選ばれた「失われた30年」を歌い、一夜にして全国的スターになった。その歌はあっという間にヒット曲となり、ギネスに登録された。

当時、KBS放送局の界隈は家族を探しに大勢の人々が集まっていた。放送局の建物には彼らの経緯など物語が詰まったポスターが張られ、もう貼る場所がなくなってからは、近くの広場の地面までポスターで埋め尽くされた。

戦争と分断によりバラバラになってしまった離散家族はおよそ1000万人。「離散家族を探します」には合計10万952件の物語が受け付けられ、そのうち5万3536件が放送で紹介され、その中の1万189件の再会が実現した。1641人のスタッフが投入され、同年11月14日までの138日間、453時間45分にわたって放送され、単一の生放送番組としては世界最長の記録を達成した。

韓国内だけでなく、全世界から注目を集めたこの番組で、その記録物2万522件が2015年にユネスコ世界記録遺産に登録された。ユネスコは「戦争の痛みを世界に告発し、各界各層の共感を引き出し、戦争を経験した世代と戦後の世代との断絶を克服することに貢献した」と評価した。放送2年後の1985年9月には、南北間の離散家族の再会が初めて実現した。

竹内智子
editor@kangnamtimes.com

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