メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「パレスチナ・ガザ地区」休戦成立後エジプトとアメリカが地下壁の設置で合意

川田翔平 アクセス  

引用=EPA聯合ニュース

イスラエルとガザ地区の武装派ハマスの休戦を仲介しているアメリカとエジプト政府は、休戦が成立すればガザ地区の国境に地上だけでなく地下壁を設置することにした。これは、ハマスがエジプトから武器を調達しているというイスラエルの不満を鎮めるための措置と見られる。

イスラエルの英字新聞タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)は、現地時間の8日、イスラエル陸軍のラジオ放送を引用しこれを伝えた。

放送によれば、エジプト政府はイスラエル側に人質解放と休戦交渉が成立した場合、アメリカと協力して最先端の地下壁を建設することを明らかにした。壁の建設は休戦開始初日から進める予定だ。

パレスチナのガザ地区は、エジプトの北部国境から地中海沿岸に沿って狭く長く設定された地域で、面積は約365平方キロメートル程度だ。イスラエル軍は1967年の第三次中東戦争以降38年間ガザ地区を支配したが、2005年完全に撤退している。

イスラエルは2007年、ハマスがパレスチナ自治政府(PA)を追放し、ガザ地区を占領すると、ガザ地区の国境に沿って分離壁を建設し、ガザ地区を封鎖し始めた。2021年には地下にまで伸びる分離壁が完成された。

ガザ地区と国境を接するエジプトも、ハマスがPAを追放すると国境を封鎖し、救援物資など必ず必要な物資の輸送と移動だけを許可した。

イスラエル軍は昨年10月7日、ハマスが壁を越えてイスラエルを攻撃し約1200人を殺害し、数百人の人質を誘拐すると、ガザ地区でハマスの掃討作戦を展開した。イスラエル軍はハマスがエジプトの国境を通じて軍需品を密輸していると主張し、5月にはガザ地区とエジプトを結ぶラファの検問所を占拠し、物資の通行を阻止した。

イスラエル軍はエジプト・ガザ地区の国境で以前確認されたトンネルを含む少なくとも25か所の密輸用地下トンネルを発見したと主張した。アメリカとエジプトの地下壁提案は、イスラエルをなだめるための措置と見られる。

ハマスとイスラエルは今年に入り、アメリカとエジプト、カタールの仲介で本格的な休戦案を議論したが、成果を上げられなかった。仲介に乗り出したアメリカのジョー・バイデン大統領は、昨年5月31日に3段階の休戦案を提示し、両者の受け入れを強制した。

休戦交渉は、先月ハマスの拒否により約3週間中断されたが、4日前にハマスが休戦案を修正し再開した。ハマスは休戦和解の後、16日間で兵士とこれまで解放されなかった男性の人質を解放することを約束し、これまで主張していた先制的な永久休戦要求を撤回した。これと同時に、最初の6週間の永久休戦交渉期間中にイスラエル軍の撤退と戦闘の再開禁止などを仲介国が保証することを求めた。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は交渉の再開に向けて条件を付けた。彼は7日の声明で、ハマスの休戦案の中の4つの要求を受け入れることができないと述べた。彼は「どんな和解も戦争目標を達成するまではイスラエル軍の戦闘再開を許さなければならない」と主張した。

同日、テルアビブなどイスラエル全土で、休戦交渉による人質の帰還と総選挙を求める大規模な反政府デモが行われた。

イスラエルのデモ隊はネタニヤフ首相が選挙を避ける目的で戦争を続け、休戦交渉を阻止していると主張した。匿名のイスラエルの安全保障関係者は地元メディアのチャンネル 12に「ネタニヤフ首相は交渉を望んでいるふりをしているが、実際には破棄しようとしている」と述べ、「7月24日の(アメリカ議会)演説と(イスラエル議会)休会まで時間を稼ごうとしている」と非難した。

川田翔平
shohei@kangnamtimes.ja

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「EUのロシア凍結資産戦略が粉砕寸前」米国が凍結解除を強行、さらに“15兆円要求”で欧州は絶体絶命
  • 中国「米中首脳通話は米側の発信」…“前向きな雰囲気”を強調
  • 「終戦目前だ」と吠えるトランプ、しかしロシアは嘲笑・共和党も“ポンコツ”断罪…揺らぐ和平の行方
  • 「トランプ氏にアピールか?」次期FRB議長候補、労働市場悪化を理由に“追加利下げ”主張!
  • 「ロシア脅威で再武装する欧州...」ドイツは“徴兵制”復活、ポーランドは“全国民軍事訓練”で反撃体制へ!
  • 「トランプ、米国第一が暴走」外国人労働者は使い捨て…露わになった‟危険な製造業戦略”

こんな記事も読まれています

  • 日本の渋滞はこうして生まれる、1台の減速が都市全体を止める“連鎖ショック”
  • 日産N6が中国で価格破壊、20kWh級PHEVの衝撃
  • 高級EVにも拡大する異常音、放置すれば重大故障につながる“危険サイン”
  • 世界が選ばないEV、テスラが回避率1位…マスク発言が決定打か
  • 「日本よ、再び彼が帰ってくる!」大谷翔平がWBC参戦を電撃表明…“たった一言”に列島が震えた
  • 「ドジャース撃破が夢だ」今井達也、“日本人ゼロ球団”志望の衝撃本音
  • 「朝から食べるな!」見た目はヘルシーでも体に毒…知らずに脂肪をためる“最悪の朝食メニュー”とは?
  • ミス・ユニバースにテロ組織の嫁が?家系スキャンダルが世界を揺らす

こんな記事も読まれています

  • 日本の渋滞はこうして生まれる、1台の減速が都市全体を止める“連鎖ショック”
  • 日産N6が中国で価格破壊、20kWh級PHEVの衝撃
  • 高級EVにも拡大する異常音、放置すれば重大故障につながる“危険サイン”
  • 世界が選ばないEV、テスラが回避率1位…マスク発言が決定打か
  • 「日本よ、再び彼が帰ってくる!」大谷翔平がWBC参戦を電撃表明…“たった一言”に列島が震えた
  • 「ドジャース撃破が夢だ」今井達也、“日本人ゼロ球団”志望の衝撃本音
  • 「朝から食べるな!」見た目はヘルシーでも体に毒…知らずに脂肪をためる“最悪の朝食メニュー”とは?
  • ミス・ユニバースにテロ組織の嫁が?家系スキャンダルが世界を揺らす

おすすめニュース

  • 1
    「試乗するつもりだった」盗難車で“歩道”を100m暴走、通行人11人をひき逃げ...現場には“ブレーキ痕ゼロ”!

    フォトニュース 

  • 2
    「お互いに身長を偽ってました」結婚1周年を迎えた芸人夫婦が身長コンプレックスを告白?

    エンタメ 

  • 3
    日本の渋滞はこうして生まれる、1台の減速が都市全体を止める“連鎖ショック”

    フォトニュース 

  • 4
    日産N6が中国で価格破壊、20kWh級PHEVの衝撃

    モビリティー 

  • 5
    「MVPの品格」大谷、打算抜きでWBC参戦表明!山本・佐々木と“ドジャース三銃士”が最強布陣へ前進

    スポーツ 

話題

  • 1
    高級EVにも拡大する異常音、放置すれば重大故障につながる“危険サイン”

    フォトニュース 

  • 2
    「最強の軍事力」米軍を攻撃したのに、‟一度も報復されなかった“イスラエル

    フォトニュース 

  • 3
    世界が選ばないEV、テスラが回避率1位…マスク発言が決定打か

    フォトニュース 

  • 4
    「欧州で走れば“違法”扱い?」サイバートラック、型式認証ゼロの衝撃

    フォトニュース 

  • 5
    「大谷が挨拶をやめた」MLBで“この1球団だけ”…その理由とは?

    スポーツ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]