米10年国債利回りが0.09%低下
ブレント原油は一時81ドル(約1万1,883円)まで急騰

米国によるイラン核施設攻撃の余波で国際原油価格が急騰した。
ブルームバーグ通信などによると、23日午前7時30分(日本時間)、7月渡しのWTI原油は3.36%上昇し、1バレルあたり76.32ドル(約1万1,195円)となっている。
国際指標となるブレント原油の8月渡し価格は3.27%上昇し、79.49ドル(約1万1,660円)で取引されている。ブレント原油価格は21日に一時1バレルあたり81ドル(約1万1,883円)まで急騰した。
米国株式市場のS&P500指数先物は0.6%下落した。米10年国債利回りも0.09%低下した。
米国がイランの核施設を攻撃し、イスラエルとイランの紛争に直接介入したことで、イランが世界の主要な原油輸送路かつ戦略的要衝であるホルムズ海峡を封鎖する可能性が高まっている。
イラン議会(マジュリス)は22日、米国の攻撃への対応としてホルムズ海峡封鎖を決議した。ただし、海峡封鎖の最終決定権は最高国家安全保障会議(SNSC)にある。