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北朝鮮製兵器がロシアに続々と…170mm自走砲120門に240mmロケット砲まで投入の実態が明らかに

佐藤美穂 アクセス  

米紙「ニューヨーク・タイムズ(NYT)」は、米高官の情報として「今後2カ月以内に追加派兵の可能性」と報道

北朝鮮が派兵したロシアのクルスク地域に砲兵部隊を中心とした追加派兵が行われる可能性があるとウクライナ情報機関が予測している。

米紙「ニューヨーク・タイムズ(NYT)」が米高官の情報筋により2カ月以内に北朝鮮の追加派兵が行われる可能性があると報じたことから具体的な動きに発展するかが注目されている。

22日(現地時間)、米軍事専門メディア「ウォーゾーン(TWZ)」によると、ウクライナ軍情報総局長のキリーロ・ブダノフ氏は同メディアとのインタビューで「(追加派兵される)地上戦闘部隊が多くなる事はないだろう」と述べた。

北朝鮮の追加派兵部隊は近接戦闘を行う歩兵ではなく、砲弾やロケット、短距離ミサイルを遠距離から発射する砲兵部隊が中心になる可能性が高いとみなされる。

TWZによると、ブダノフ氏は北朝鮮が追加派兵を行う時期と規模についてはまだ明確には把握していないとのことだ。

また、北朝鮮当局が昨年「火星-11型(KN-23)」短距離弾道ミサイル148発をロシアに供与した後、今年も約150発を追加支援する見込みだと強調した。

さらに、ブダノフ氏は北朝鮮が最近3カ月間にロシアに170mm自走砲「曲山砲」120門と240mm多連装ロケット砲「主体砲」120門を供与した事を明らかにした。

彼は今後もこれまで以上の規模の砲兵装備がロシアに向かうと予想し、「彼らはこのような砲兵システムを多く保有している」と述べた。

ロシアに送られた北朝鮮製自走砲と多連装ロケットは、ウクライナ軍との戦闘に投入されるか、あるいはロシア軍兵士の訓練に使用されているとブダノフ氏は付け加えた。

TWZによると、「曲山砲」の射程は約40kmだが、特殊弾を使用すれば60km以上の目標も攻撃可能で、「主体砲」も60kmまで高性能爆薬弾や煙幕弾、焼夷弾、化学弾などを搭載したロケットを発射できる兵器だという。

ブダノフ氏は「170mm砲は強力な弾薬と優れた性能を持っている。240mm多連装ロケットも他の重火器システムと同様に、ウクライナ軍にとって前線で大きな脅威となる可能性がある」と懸念を示した。

インタビューでブダノフ氏はロシアに派兵された北朝鮮軍兵士が人海戦術を展開し、多大な被害を被ったことに言及し、「彼らは生物学的ロボットのようだった」と評した。

北朝鮮は昨年末、ロシアのクルスク地域に1万2,000人規模の兵力を派兵したとされる。ウクライナ側はこのうち3分の1に当たる4000人が死傷したと明らかにした。

ブダノフ氏のインタビューはNYTが匿名の米高官情報筋として、今後2カ月以内に追加派兵が行われる可能性があると報じた後に行われた。

NYTの報道はクルスクでの北朝鮮軍の戦闘状況に焦点を当てており、追加派兵の時期や規模についての詳細な説明はなかったが、米国防当局が入手した情報に基づく高官の発言であるため、今後の動向に注目が集まっている。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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