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2025年05月01日木曜日
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インド・カシミールで銃撃テロ、24人犠牲の惨劇に…武装組織が犯行声明

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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22日(現地時間)、インド北部カシミールで銃乱射テロが発生し、観光客ら少なくとも24人が死亡した。

AFP通信は同日、現地警察関係者の話として、インド領カシミール地域の観光地パハルガムで、観光客を狙った無差別銃撃により少なくとも24人が命を落としたと伝えた。

警察はこの地域のインド統治に反発する武装勢力によるテロと見ている。当局は「正確な犠牲者数を確認中」とし、「今回の攻撃を行った者は、非人道的で軽蔑すべき獣だ」と非難した。

「カシミール抵抗運動」と名乗る武装組織は、SNSを通じてこのテロが自分たちの犯行だと主張した。彼らは「暴力は不法に定住を試みる者たちに向けられる」とし、8万5,000人以上の外部者がこの地域に定住したことへの不満を表明した。

サウジアラビアを訪問中のインドのナレンドラ・モディ首相は声明で「邪悪な意図は決して成功しない」とし、「テロに対する我々の決意は揺るぎなく、さらに強まるだろう」と述べた。

インドとパキスタンの係争地カシミール地域は、両国が1947年に英国の植民地支配から独立して以来、幾度も戦争を繰り返しながらも解決策を見出せずにいる。現在、インドはカシミール渓谷とジャンムーを統治し、パキスタンはカシミール西部を実効支配している。

テロが発生したパハルガムはインドが支配する地域だが、イスラム教徒が多数を占める。この地域で活動する武装組織は、インド領のカシミールがパキスタンに編入されるか、カシミール全域が一つの独立国家となるべきだと主張している。インドは自国領カシミールにパキスタンの後ろ盾を受けたテロ組織が頻繁に侵入しテロを引き起こしていると主張し、パキスタンはこれを否定している。

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