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「トランプタワー建設」で米のご機嫌取り?テロ指定・元武装勢力指導者が対米ラブコール、制裁解除と石油利権の奪還狙いか

織田昌大 アクセス  

引用:Shutterstock
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長期にわたり独裁支配を続けてきたバッシャール・アサド氏を追放したシリアが、米国からの制裁解除に向けて様々な取り組みを行っている。その中には首都ダマスカスに「トランプタワー」を建設する案も含まれていると、11日、CNAをはじめとする海外メディアが報じた。

現在、シリア政府を掌握しているアフマド・フサイン・シャルラ氏は、敵対関係にあったイスラエルとの和解、米国によるシリアの石油・ガス開発、さらにダマスカスへのトランプタワー建設を米国側に提案したという。

これはトランプ大統領のサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール3か国歴訪に先立って明らかになった。トランプ大統領を支持する米国の活動家ジョナサン・バス氏は先月、ダマスカスでシャルラ氏や湾岸アラブ諸国の関係者と会談した。その場で、可能性は低いものの、シャルラ氏とトランプ大統領との会談も議論されたという。

シリアは現在、米国によって国際金融システムから締め出され、14年に及ぶ内戦で破壊された経済の立て直しに苦心している。シャルラ氏は過去のアルカイダ活動歴により米国政府からテロリストに指定されているが、バス氏はトランプ大統領の対シリア政策を穏健化させ、イスラエルとシリアの関係改善を図るため、両者の会談実現に向けて動いているとされる。

ダマスカスでシャルラ氏と4時間にわたり会談したバス氏は、シャルラ氏が近隣諸国との平和を望んでおり、ダマスカスにトランプタワーの建設を希望していると明かした。シャルラ氏自身も暗殺の危機を乗り越え、トランプ大統領に共感を覚えているという。

バス氏は、トランプ大統領が米外交の長年のタブーを破り、2019年に北朝鮮の金正恩国務委員長と会談したことを引き合いに出し、シャルラ氏もシリアのエネルギー開発とイラン対策のためにイスラエルと接触することが可能であると伝えたことを明らかにした。

ある情報筋によると、シャルラ氏がサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と電話会談を行い、トランプ大統領のサウジ訪問中に会談する可能性があるという。その決定は直前まで明らかにされないだろうとのことだ。しかし、トランプ大統領の過密日程とトランプ政権のシリア政策が未確定であることが障害となっている。それでも、今回の中東訪問中に米国とシリアの高官接触が計画されているという。

米国政府はテロとの戦いにシリア政府の協力が必要だと考えており、先月は米ニューヨークでシリアのアサド・アル・シェイバニ外相が米国務省の対テロ専門家を含む当局者と会談した。海外メディアは、シャルラ氏が米国に接近しているのは、シリアがイスラエルにとって脅威ではないことを示そうとしているためだと報じている。

イスラエルはアサド前大統領の追放後、シリア国内のドゥルーズ派など少数民族を保護するために空爆を実施したが、シリア政府はこれが戦争拡大を意図したものではないとして自制する姿勢を示した。シャルラ氏は先週、イスラエルとの緊張緩和のため間接交渉を行ったことを明らかにし、バス氏を通じて両国の当局者間の直接交渉の意向を伝えた。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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