
ドナルド・トランプ米大統領が、就任から半年間で計49回の訪問日程をこなしていたことが分かった。19日(現地時間)、米AP通信が報じた。
報道によると、トランプ大統領は今年1月20日の就任以降、6カ月間でアメリカ国内14州および海外7カ国を訪問し、合計49回の公式日程を消化したという。
この回数は、ジョー・バイデン前大統領の就任初期と大きく変わらない。バイデン氏は2021年の就任後6カ月間で17州と3カ国を訪れ、計45回の訪問日程をこなしている。
また、トランプ氏の第1期政権時代ともほぼ同様の水準だ。2017年の初就任から半年間で、21州と8カ国を対象に48回の訪問を実施していた。
最も多く訪れた州はフロリダ州(14回)で、次いでバージニア州(13回)、ニュージャージー州(8回)となっている。特に週末には、フロリダ州パームビーチやニュージャージー州ベッドミンスターなどでのゴルフ日程が頻繁に組まれた。
ゴルフ以外にも、国内ではスポーツイベントへの出席が目立った。ニューオーリンズでのスーパーボウル行事、フロリダ州での「デイトナ500」(カーレース)、マイアミでのUFC(総合格闘技)イベントなどに姿を見せた。
政治関連では、ミシガン州デトロイトで就任100日記念行事を開催したほか、USスチールの売却に関する問題でピッツバーグを訪問し、経済演説のためにラスベガスを訪れたこともあった。
国外訪問では、フランシスコ教皇の葬儀に出席するためローマを訪れたほか、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、カナダ、オランダなどを歴訪した。
また、トランプ大統領が今年の就任以降ホワイトハウスで面会した外国首脳は計25人にのぼり、中でもイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とは複数回にわたり会談を重ねている。
この6カ月間で署名した大統領令は165件に達し、閣議は6回開催されたという。
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