
米国のピート・ヘグセス国防長官は2日、ベトナムを訪問し、ベトナム戦争の傷の癒しの上に築かれた両国のパートナーシップを再確認した。
ヘグセス長官は、ベトナムを確実なパートナーとして位置づける必要があるとした。
同日、終戦50周年を迎えるベトナム戦争の遺産について、「依然として両国防衛関係の基盤であり、トランプ政権の最優先事項だ」と述べた。
同長官のベトナム訪問は、旧敵国間の国交正常化30周年を記念し、2年前にベトナムの地位を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げしたことを祝うものだった。
ヘグセス長官は東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が開かれたクアラルンプールからハノイに到着した。
戦後問題をめぐる協力は、米越関係の情緒的かつ政治的基盤として機能し続けている。1995年の国交正常化以降、両国は未爆発弾薬や砲弾の除去、戦時行方不明者の遺骨収集、旧米軍基地および周辺地域での枯葉剤・ナパームによる有毒物質ダイオキシンの除去などで協力してきた。
ベトナム共産党のトー・ラム書記長は今月初め、約20年ぶりに北朝鮮を訪問した。さらに、ベトナムがロシアからSu-35戦闘機40機を購入するとの報道もあった。
専門家は、ベトナムがインド太平洋地域の問題で米国に全面的に依存できるか疑問視しており、こうした動きをリスク回避とみている。
『AP通信』によると、ロシアとベトナム政府はウクライナ侵攻に伴う米国や西側諸国の対ロ制裁を回避し、金融取引を維持する方策を模索してきたと報じた。
            












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