中国とオーストラリアの関係が改善の局面に入り、李強(リーチアン)首相がオーストラリア訪問を進めている。

2日(現地時間)、ロイター通信によると、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相はインタビューで、「中国のリー首相が来年オーストラリアを訪問する予定で、この件を協議した」と述べた。
さらに、「リー首相はオーストラリア内陸の代表的観光地ウルルの訪問に関心を寄せている」とし、「10億人を超える中国国民が見守る中、オーストラリア中部を紹介する好機となる」と期待を示した。
ウルルはオーストラリア中部の砂漠地帯にある高さ348メートルの一枚岩で、同国を象徴する観光地として知られ、ユネスコの世界遺産に登録されている。
両国関係は、かつてのオーストラリア自由党政権による反中路線で冷え込んでいたが、アルバニージー首相が2022年に政権を掌握して以降、改善の動きを見せている。
同首相は10月27日、マレーシアのクアラルンプールで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の場でリー首相と会談した。
会談では先月、中国軍機が南シナ海上でオーストラリアの哨戒機に照明弾を発射した事案について懸念を表明したと述べた。
一方で、「会談は前向きで、両国関係も安定している」と述べ、リー首相も「オーストラリアと包括的戦略的パートナーシップを構築したい」と前向きな姿勢を示した。
            












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