
イスラエルがレバノンの武装組織『ヒズボラ』に対して激しい空爆を実施し、過去2週間で戦闘員15人が死亡したと、『ロイター通信』が10日(現地時間)に報じた。
イスラエル軍によると、同日、レバノン南部のベッカー地方でロケット発射の動きなどを確認し、空爆を実施したとされる。この攻撃で1人が死亡したとされる。前日には、南部フミン・アルファウカやアルサワナなどで『ヒズボラ』の戦闘員2人が死亡した。『ロイター』は、今月初めから続くイスラエル軍の軍事作戦により、これまでに計15人の『ヒズボラ』構成員が死亡したと報じている。
イスラエル軍は「『ヒズボラ』の活動はイスラエルに対する重大な脅威であり、イスラエルとレバノンの合意に違反している」とした上で、「我々は国家の安全を脅かすあらゆる要素を取り除くため、軍事作戦を継続していく」と強調した。
また、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は同日実施した演説で「レバノンで何が起きているかは把握している。イスラエルを脅かす者たちに対して、強力な軍事力で停戦合意を実現させる考えである」と述べ、強い姿勢を示した。















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