
海上自衛隊の護衛艦が台湾海峡を通過したことを受け、中国は無人機による監視映像を公開し、対抗姿勢を一段と強めた。
中国中央テレビ(CCTV)が運営するソーシャルメディアアカウント「玉淵譚天」は18日、中国人民解放軍東部戦区が自衛艦を航行の全過程にわたって追跡、監視したとして、24秒の映像を公開している。
映像には、艦番号107の海上自衛隊護衛艦「いかづち」が捉えられており、中国側は対艦ミサイルを搭載した様子も確認できると主張した。
中国軍は、この護衛艦が17日午前4時2分から午後5時50分まで台湾海峡を通過したと説明したうえで、分単位の具体的な航行時間を示したこと自体が一つのメッセージだと強調。中国が台湾海峡周辺の海域と空域の動向を正確に把握し、戦区部隊が常時高度な警戒態勢を維持していることを示す狙いがあると訴えた。
中国国防部は今回の件に関連し、「有効な瞰制統制」という表現も用いた。
「瞰」は高い場所から見下ろすこと、「制」は全面的な統制と抑止を意味しており、中国軍が台湾海峡の情勢を全般的に掌握していることを印象づける言い回しとみられる。
さらに、中国特有の強硬な外交表現も持ち出された。
中国人民解放軍が運営するソーシャルメディアアカウント「鈞正平」は、中国には崖っぷちで馬を引き留めるという意味の「懸崖勒馬」という言葉があるとしたうえで、状況を正確に認識して慎重に行動し、台湾問題での冒険をやめるべきだと警告している。
「懸崖勒馬」は、危険な局面に至ってようやく踏みとどまることを意味し、中国が他国に強い報復を示唆する際に使う表現とされる。
そのうえで、最後まで誤りを改めずに突き進めば、待っているのは自ら放った火に焼かれることだとして、「引火焼身」という言葉で重ねて警告した。














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