
タレントであるパク・ナレの自宅から数千万ウォン(数十万円)相当の高価品を盗んだ容疑で裁判にかけられた窃盗犯のチョン(37)が控訴した。
15日、法曹界によれば、チョンは1審裁判部であるソウル西部地方裁判所・刑事1単独パク・チウォン副判事裁判官に対し、9日に控訴状を提出した。
チョンは、今年4月4日、ソウル龍山区(ヨンサン区)に位置するパク・ナレの自宅に侵入し、数千万ウォン相当の金品を盗んだ後、現場から逃走した容疑で裁判にかけられた。警察の調査によると、チョンは「パク・ナレの家だと知らずに侵入し、物品を盗んだ」と主張している。
しかし、パク・ナレが2021年に55億ウォン(約5億8,366万円)で当該自宅を購入した後、家の所在地、内部および外観などが MBC『私は一人で暮らす』などの放送を通じて公開されたため、複数の犯罪専門家は「セレブや芸能人を主な標的とするプロの犯人のようだ」と述べ、また「刑量を減らすために『知らなかった』と主張できる可能性がある」との意見も示している。
チョンは共犯者を立てず単独で犯行を実行し、パク・ナレの家から盗んだ物品を闇市場で販売しようとして捕まったとされる。
パク・ナレは以前、自身のYouTubeチャンネル「ナレ食」で窃盗被害の事実が明らかになった後、「知り合いの弟の中に非常に執拗な人物がいて、その弟から『これがなくなったらどうすればいいか分からない』と言われた。その際、『(犯人が)中古の高級ブランド店に売ったはずだ』という話を聞いた。徹夜でインターネットを探した結果、高級ブランドのバッグが出品されているのを発見した」と語った。
また、パク・ナレの自宅だけでなく、他の家でも窃盗を行い逮捕された疑いがあるとされている。
3日に行われた1審では、チョンに懲役2年の判決が下された。裁判部は「被告が起訴事実を認め、被害者に金品を返還した」と述べたが、「被告には同種の前科があり、犯罪で盗まれた物品の価値が非常に高く、被害者が厳罰を請願した点などを考慮した」として量刑の理由を説明した。
一方、闇市場で物品を受け取った容疑(闇物過失取得)で裁判にかけられたAとBには、それぞれ罰金200万ウォン(約21万2,240円)、300万ウォン(約31万8,360円)が宣告された。彼らは控訴状を提出しなかったため、1審の判決が確定した。
コメント0