メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

世界1位でも年俸600万円?金メダリストが叫ぶマイナースポーツの悲哀…各国異なるスポンサー対応

川田翔平 アクセス  

引用:Newsis/アン・セヨン、聯合ニュース/インドのシンドゥ・プサルラ

パリオリンピックのバドミントン女子シングルスで28年ぶりに韓国に金メダルをもたらした世界ランキング1位で22歳のアン・セヨン選手(サムスン生命)は、昨年、賞金や年俸などで約9億ウォン(約9,700万円)の収入を得たという。

しかし、世界ランキング二桁台でも年間で約100億ウォン(約10.7億円)を稼いだ選手がいることを考えると、この金額は極めて少額であるといえるだろう。

12日、世界バドミントン連盟(BWF)によると、アン・セヨンは昨年のBWFワールドツアー8大会で優勝し、BWFワールドツアーファイナルズでも準決勝に進出を果たして、賞金総額62万8,020ドル(約9,200万円)を獲得した。

これは、同じく金メダリストでオリンピック2連覇を達成した男子シングルス世界1位でデンマークのビクトル・アクセルセン選手が獲得した64万5,095ドル(約9,500万円)に次ぎ、男女合わせても2位に該当する。

なお、アン・セヨンがこれまでにBWFワールドツアーで稼いだ生涯賞金総額は145万8,291ドル(約2.14億円)である。

アン・セヨンの現在の年俸について、はっきりとは明らかにされていないが、韓国実業バドミントン連盟の規定に則ると、入団3年目の昨年までは「契約金・年俸上限制度」が適用されていたはずである。

入団初年度の年俸について、大卒選手は6000万ウォン(約647万円)、高卒選手は5000万ウォン(約539万円)の上限が定められている。以降、3年目まで1年毎に7%以上の上昇率は認められていない。同様に契約金も前者は1億5,000万ウォン(約1,618万円)、1億ウォン(約1,079万円)が上限となっている。

アン・セヨンは2021年1月に光州(クァンジュ)体育高等学校を卒業し、すぐにサムスン生命に入団した。彼女も3年目の昨年まで契約金・年俸上限制度に沿って、年俸を受け取っていたと伝えられている。

賞金と年俸を合計すると、アン・セヨンの昨年の収入は総額9億ウォン(約9,700万円)に達するが、これは国際舞台で戦う海外のライバル選手に比べると大変低い水準である。海外ではスポンサーの協賛や広告料などを自由に受け取ることができるが、韓国選手は規定上、個人的なスポンサーの協賛が一切禁止されているためである。

世界ランキング13位のインドのバトミントンスターであるシンドゥ・プサルラ選手は、広告料とスポンサーからの協賛金だけで昨年710万ドル(約10.4億円)を手にした。プサルラの昨年の大会賞金は5万4,015ドル(約790万円)に過ぎなかったが、賞金以外の収入が700万ドル(約10.2億円)を超えたためだ。

アン・セヨンは「必ずしも方法は広告だけではない。ただ、経済的な報酬を十分に享受できるよう、スポンサーや契約部分の制限を緩和し、もっと自由にしてほしい」と主張した。

バドミントン界ではアン・セヨンの立場を理解しつつも、マイナースポーツの特性上、やむをえない部分もあるとの意見が多い。

バドミントン協会は公式スポンサーから受け取った金額と競技用品でアン・セヨンだけでなく選手団全体を支援している。

しかし、個人的なスポンサー契約を全面的に許容した場合、無名選手やジュニア選手への支援規模が大きく減少する可能性が懸念される。

連盟も契約期間を短縮し、契約金と年俸上限額を引き上げる方案を進めてはいるという。年俸の増加率については、数字を上方修正する案と、3年目以内の選手でも国際大会で良い成績を収めた場合には例外的に増加率制限を撤廃する条項を新設する案が検討されている。

川田翔平
shohei@kangnamtimes.ja

コメント0

300

コメント0

[スポーツ] ランキング

  • 「なんでそこにいるの…?」元カレが試合会場に現れ“感情爆発”…涙を流し動揺しつつも執念の勝利をつかんだチェコ選手
  • 「ケガなんて知るか!!」中堅スタンドへ圧巻の3連発…“29試合14本塁打”狂気の村上にMLB超大型契約が突進中!
  • またバレーで「日本叩き」?中国男子代表、U21大会で“不可解判定”により勝利
  • 「上半身を膝で直撃」これでも退場なし?町田オ・セフン“膝蹴り事件”で問われるVARの限界
  • 92歳なのに身体は20代!イタリア女性が100m・200mで示した驚異の世界記録
  • 「UFC会長VS格闘ロボ」UFC会場でロボット暴走、格闘技イベント中にまさかの突進劇

こんな記事も読まれています

  • 【スクープ】アウディ「コンセプトC」公開へ…2027年量産開始、TT&R8後継を担う電動スポーツカー
  • 【新型EV】モデルYパフォーマンスに「ローンチモード」搭載…0-100km加速3.5秒の衝撃
  • 「新型EVスクープ」ギガテキサスで小型テスラを目撃!低価格モデルYかロボタクシーか?
  • 【コンパクトHV】新型アクア、プリウス顔に刷新!最新ADASとモデリスタ仕様で存在感アップ
  • 「ロシアとの戦争ではない」…マクロン大統領:26カ国がウクライナに部隊派遣や陸海空支援を約束
  • 習近平氏「北朝鮮と協力し朝鮮半島の平和と安定を」金正恩氏「中国の公正な立場を高く評価」
  • 「姉にだけ有利な遺言書」…アラン・ドロン“約90億円の遺産”をめぐり三男が反発
  • 「トランプ後」の行方は?共和党はバンス副大統領、民主党はニューサム知事が台頭

こんな記事も読まれています

  • 【スクープ】アウディ「コンセプトC」公開へ…2027年量産開始、TT&R8後継を担う電動スポーツカー
  • 【新型EV】モデルYパフォーマンスに「ローンチモード」搭載…0-100km加速3.5秒の衝撃
  • 「新型EVスクープ」ギガテキサスで小型テスラを目撃!低価格モデルYかロボタクシーか?
  • 【コンパクトHV】新型アクア、プリウス顔に刷新!最新ADASとモデリスタ仕様で存在感アップ
  • 「ロシアとの戦争ではない」…マクロン大統領:26カ国がウクライナに部隊派遣や陸海空支援を約束
  • 習近平氏「北朝鮮と協力し朝鮮半島の平和と安定を」金正恩氏「中国の公正な立場を高く評価」
  • 「姉にだけ有利な遺言書」…アラン・ドロン“約90億円の遺産”をめぐり三男が反発
  • 「トランプ後」の行方は?共和党はバンス副大統領、民主党はニューサム知事が台頭

おすすめニュース

  • 1
    【スクープ】アウディ「コンセプトC」公開へ…2027年量産開始、TT&R8後継を担う電動スポーツカー

    フォトニュース 

  • 2
    【新型EV】モデルYパフォーマンスに「ローンチモード」搭載…0-100km加速3.5秒の衝撃

    フォトニュース 

  • 3
    「成功の極意は忍耐だ!」トランプの“人生を変えた11の教訓”公開

    ヒント 

  • 4
    「新型EVスクープ」ギガテキサスで小型テスラを目撃!低価格モデルYかロボタクシーか?

    フォトニュース 

  • 5
    【コンパクトHV】新型アクア、プリウス顔に刷新!最新ADASとモデリスタ仕様で存在感アップ

    フォトニュース 

話題

  • 1
    目の見えない保護猫ジムが教えてくれたこと…飼い主の体験談が世界で反響

    フォトニュース 

  • 2
    怖いもの知らずで水を飲みに来たゾウに立ち向かった子カバ3頭…微笑ましい結末

    フォトニュース 

  • 3
    フォルダブルiPhoneにタッチID復活か サイドボタン搭載で指紋認証が再び

    IT・テック 

  • 4
    「また捨てられるかも...」恐怖で震えていた犬、猫ダンテの助けでトラウマ克服!今では留守番も問題なし

    フォトニュース 

  • 5
    新型「マカン」登場…ポルシェ2026年型EV SUV、スマホがキーに!自動駐車&ゲーム機能まで搭載

    フォトニュース