フットボールの母国イングランドで外国人として初めて代表監督を務めたエリクソン氏が76歳で死去

スウェーデン出身で、フットボールの母国イングランドでは外国人として初めて代表監督を務めたスベン・ゴラン・エリクソン氏が死去した。

26日（現地時間）、イギリスの「BBC」は「ワールドカップで2002年日韓大会、2006年ドイツ大会のイングランド代表チームを指揮し、2大会連続でベスト8に導いたエリクソン氏が76歳で亡くなった」と報じた。

エリクソン氏は、昨年2月に健康上の問題を理由に表舞台から退いていた。また、今年1月には末期の膵臓がんを患っており、余命は1年程度だと自ら明かしていた。

エリクソン氏は自宅で家族に見守られながら、息を引き取ったという。

エリクソン氏は1977年に母国スウェーデンのチームで監督としてのキャリアをスタートし、1982年にスウェーデンの名門IFKヨーテボリを現在のUEFAヨーロッパリーグの前身、UEFAカップ優勝に導いている。

クラブチームの監督としては1997年から2001年まで監督を務めたラツィオでクラブの黄金時代を築き、2000年にセリエAのタイトルを獲得した。

また、彼のキャリアのハイライトは2001年から2006年までイングランド代表チームを指揮したことだ。

フットボールの母国イングランドでは代表チーム初の外国人監督の就任だった。

エリクソン監督が率いたイングランド代表は、ワールドカップの2002年日韓大会、2006年ドイツ大会、そして、ユーロ2004の3大会でベスト8入りした。

イングランド代表監督退任後はマンチェスター・シティやレスター・シティ、中国や中東でも監督を務めた。