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看護師が麻薬を横取り、水道水を注射!?患者9人死亡で病院に3億ドルの訴訟

佐藤美穂 アクセス  

米国で看護師が麻薬性鎮痛薬を横取りし、その代わり患者には水道水を注射する事件が発生した。この事件で患者9人が死亡した。

9日(現地時間)AP通信などは、米オレゴン州メドフォードの病院に勤務していた看護師のダニ・マリー・スコフィールドが2級暴行の容疑で逮捕されたと報じた。

報道によると、スコフィールドは処方された麻薬性鎮痛薬を横取りし、患者には滅菌されていない水道水を注射していたことが明らかになった。彼女は現在、犯行事実を否認している。

スコフィールドの犯行は、注射を受けて死亡した患者が水系感染症(水が病原菌を運ぶことで発病する伝染病)に関連する細菌に感染していたことを不審に思った病院側が警察に通報したことで明らかになった。警察は薬物の誤用などについて調査する中でスコフィールドの容疑を特定した。

これによりスコフィールドが勤務していた病院は巨額の訴訟に巻き込まれることになった。特に死亡した9人の患者とその遺族で構成された原告側は病院を相手に3億300万ドル(約434億円)の訴訟を起こした。原告側の弁護士は「原告側患者は水系感染症に関連する細菌に感染した」とし、病院が薬物投与の手続きを監視せず、従業員が薬物を横領することを適切に防げなかったと主張した。

ただし、まだこの事件に関して病院側は立場を明らかにしていないとされている。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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