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子犬と触れ合える「パピー・ヨガ」をオランダ政府が禁止検討…長時間働かせて水を与えないなど動物虐待を懸念

佐藤美穂 アクセス  

7日(現地時間)政治特化型メディア「ポリティコ」は、最近人気の子犬と触れ合いながらヨガをする「パピー・ヨガ」を動物福祉の観点からオランダ政府が禁止する方針を検討していると報じた。

パピー・ヨガは、ヨガクラスの受講生が自分の犬を同伴するのではなく、教室側で管理している犬と一緒にレッスンを受けるものが多い。

レッスン中の写真や動画を「Instagram」や「TikTok」などのSNSに投稿するために訪れる受講生も多く、オランダの首都アムステルダムでは、一般的なヨガクラスの2倍相当にあたる1レッスン45ユーロ(約7,300円)がレッスン料の相場となっている。

教室の中には「一緒にレッスンする犬を指名可能」、「最もかわいい犬をプレゼント」といった内容のプロモーションを展開しているところもある。

しかし、パピー・ヨガを「動物虐待」だと批判する声も少なくない。

イギリスの放送局「ITV」は生後6週しか経っていない子犬が眠っているところを強制的に起こしてヨガのレッスンに参加させたり、水を十分に与えていなかったりするところも多いと報じた。

今年6月、オランダのピート・アデマ前農業・自然・食品品質相はパピー・ヨガについて、「発育の初期段階にある子犬には十分な睡眠が必要だ」とし、「これは大変不適切だ。レッスンに登録した人々にきいてみたい。なぜこんなことがしたいのか。無意味なことはやめるべきだ」と批判した。

オランダで全面禁止されれば、EU内では2か国目となる。

すでにイタリア政府が動物虐待の懸念から犬とのヨガレッスンを禁止している。

イタリア現地の動物保護団体「LNDC Animal Protection」が政府の決定前に送った陳情書には、パピー・ヨガを行っていたヨガ教室では、犬を長時間働かせ、レッスン中に排泄をしないよう水と餌を十分に与えていないと悲痛な訴えがつづられていた。

佐藤美穂
CP-2023-0299@fastviewkorea.com

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