「金を払うか解雇されるか」風俗店経営者が客として訪れた公務員を脅迫し、230万円を搾取

自身が経営する風俗店を訪れた公務員を脅迫し、数千万ウォン（数百万円）を搾取した30代の経営者が法廷で実刑判決を受けた。この経営者は「150万ウォン（約16万4千円）を送金するか、それとも解雇されるか」、「お前の会社に行って大騒ぎする」などのメッセージを送り公務員を脅迫したという。

10日（現地時間）、清州（チョンジュ）地方裁判所刑事第4単独部のカン・ヒョンホ判事は、恐喝および恐喝未遂の罪で起訴されたA（37歳）に対し、懲役1年6ヶ月を言い渡したと明らかにした。

Aは2022年11月から約1ヶ月間、公務員B（30代）氏が風俗店を利用した事実を会社に報告すると脅迫し、計24回にわたり2,100万ウォン（約230万円）余りを搾取した罪で起訴された。

Aは2022年9月、消費者金融から返済を迫られていた際、自身の風俗店に客として訪れたB氏が公務員であることを知り、これを利用して犯行に及んだとされる。

裁判所は「被害者が公務員だと知るや、これを利用して2000万ウォンを超える金額を搾取したことは極めて悪質で、被害者は相当な精神的苦痛を受けたと見られる」とし、「ただし、犯行を認め反省しており、同種の前科がない点を総合的に考慮して量刑を決定した」と説明した。