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SNSで理想化される「骨と皮」が招いた悲劇?衰弱ワニ問題から見える中国の歪んだ美意識に世界が震撼

平野大地 アクセス  

「骨と皮だけのワニ」の姿に動物虐待疑惑

中国の若い女性たちの間で、アイドルのような極端な痩せ型を理想とする「骨と皮」ブームが広がっている。1日の食事を少量の果物やコーヒーだけで済ませるような過激なダイエットに取り組み、急激な体重減少を目指す傾向が見られる。

そんな中、中国のある動物園で骨が浮き出るほど痩せこけたワニの姿が公開され、「ワニまで骨と皮にされたのか」と世界中から批判を浴びている。

10日(現地時間)、豪州メディア「ニュース・ドットコム・オーストラリア」は、中国広州の動物園で撮影された痩せ細ったワニの姿を公開し、動物虐待だとして批判した。

映像には、長期間の飢餓状態が推測されるほど衰弱したワニの姿が映っており、脊椎が皮膚を突き破るように突出し、動きも極めて遅い。その姿は生きた動物というより、まるで化石のようだった。実際にワニを目撃したという男性は「非常に懸念される」と不安を訴えた。

批判が殺到すると、動物園側は即座に声明を発表し、ワニは栄養失調ではなく胃腸炎を患っていると説明した。胃腸炎は通常、細菌やウイルスが原因で発症し、嘔吐や下痢を伴うものであり、これらの症状が極度の体重減少につながったと述べた。

動物園の広報担当者は、「現在、治療中を進めており、今後はより綿密な管理を行う」と付け加えた。しかし、この説明にもかかわらず、動物虐待の疑惑を払拭するのは難しいとみられている。ワニが胃腸炎に発症してからどれだけの期間が経過したのかについて明確な説明がないからだ。

平野大地
editor@kangnamtimes.com

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