メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

あなたの服は細菌培養皿になっている?微生物学者が明かす「ノロウイルスが最大30日間も生存する衝撃事実」

有馬侑之介 アクセス  

引用:ゲッティイメージバンク*この人物は記事の内容とは一切関係ありません
引用:ゲッティイメージバンク*この人物は記事の内容とは一切関係ありません

ノロウイルスが繊維に最大一ヶ月間潜伏する可能性があると専門家が注意を促している。冬季に流行するノロウイルスは非常に強い感染力を持ち、感染後24〜48時間の潜伏期間を経て、嘔吐、下痢、腹痛、発熱、脱水などの症状を引き起こす。

英紙「デイリー・メール」の報道によると、微生物学者ジェイソン・テトロ氏は「ハフポスト(HuffPost)」とのインタビューで、「衣服は表面に多くの小さな穴があり、基本的に硬い細菌培養皿のようなものだ」と語り、「衣服に触れるものは何でもその表面に付着する」と説明した。テトロ氏によれば、布地が乾燥している状態では細菌が繊維に残っても危険性は低いが、汗などで衣服が湿ると、病原体が手に付着し、その手で鼻や口に触れることで感染することがある。

ただし、衣服に触れるだけでは感染リスクは低く、布地を振ることで空気中に放出され、感染する可能性が高まると指摘した。また、「環境によっては、細菌やカビが繊維上で最大90日間生存することもあるが、ウイルスはそれよりもはるかに短い期間しか生存できない」と述べ、「ノロウイルスはほとんどの条件下で一ヶ月間生存することができる」と説明した。

くしゃみや咳による飛沫感染が主な感染経路だが、衣服などの表面との接触によっても感染する可能性がある。米スタンフォード大学医学部の感染症専門医、アン・リウ博士は「ほとんどの呼吸器ウイルスは、くしゃみや咳によって空気中で直接感染するのが最も一般的な感染経路だが、衣服は主な感染源ではない」とした上で、衣服を含む表面との接触を介しての感染も起こり得ることを指摘した。また、呼吸器ウイルスとは異なり、ノロウイルスはアルコール系の手指消毒剤では死滅しないと付け加えた。

さらに、リウ博士によれば、布地の種類が細菌の生存期間に影響を与えるという。ポリエステルなどの合成繊維は、綿や羊毛などの天然繊維よりもウイルスが長く生存する傾向がある。合成繊維は通常、石油化学製品で作られており、表面に油分が多いため、微生物の生存と繁殖に適した環境を提供するとのことだ。

幸いなことに、衣服に付着したウイルスを除去するために複雑な洗濯方法は必要ない。リウ博士は「ノロウイルスや呼吸器ウイルスは通常の洗剤で死滅させることができる」と述べた。ただし、ノロウイルスに感染した人が周囲にいる場合、衣服の消毒にはより注意を払う必要がある。テトロ氏によれば、微生物は通常、60度以上の温度で死滅する。したがって、最も高温の水で洗濯し、最も高温で乾燥させることが消毒には効果的だ。

また、微生物を分解するリパーゼ酵素を含んだ洗剤を使用し、酸素系漂白剤を加えるとさらに効果的だという。さらに、月に一度、漂白剤を使用して温水コースで洗濯機の槽を消毒することも有効だ。ウイルスに感染した場合、衣服は適切に保管し、回復後にはできるだけ早く洗濯することが推奨される。また、感染者や感染の疑いがある場合は、マスクの着用、手洗い、ドアノブなど頻繁に触れる表面の清掃を実践することが重要だ。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「自宅で猿に食われた」60代男性が数十か所噛まれ死亡…タイ南部で起きた戦慄
  • 中国、他人の顔で顔認証突破…“組織ぐるみ”疑惑に発展
  • 生まれる前から「知能で選別」英国で“禁断の胚ショッピング”拡大
  • 「パイロット死亡でも続行」世界が凍りついたドバイの判断…初の墜落事故の裏で何が
  • 「臓器移植で感染」...“致死率100%”の狂犬病ウィルス、ドナーから患者へ伝播し死亡!
  • わずか3歳で世界チェスランキング入り! インドの“史上最年少ランカー”誕生に世界が騒然

こんな記事も読まれています

  • トヨタV8の最終進化か…2000GTとLFAが震えた新型GR GTの“禁断ハイブリッド”
  • ほぼ全ドライバーが知らない“長押しだけで生還できる”非常操作
  • 「日本の最後の砦が揺れた」中国がガソリン車まで奪取へ…2025年は逆転元年か
  • 「脱出“ゼロ秒”の罠」電動ドアが沈黙、炎上モデル3が示したEV最大の死角
  • 【衝撃】実戦経験を積んだ北朝鮮、「大規模な武器密輸」開始か…中国との間に“謎の橋”32カ所発見!
  • 「指紋・虹彩・家族情報まで?」トランプ政権がESTAを超強化、日本人観光客も厳格審査の対象に
  • 「事前に通知したはず」中国がレーダー照準論争で無線録音を公開、それを聞いた小泉防衛相は“激怒”
  • 「水を出せ!」トランプがメキシコに圧力…干ばつで供給困難の状況でも‟関税5%を警告”し対立激化

こんな記事も読まれています

  • トヨタV8の最終進化か…2000GTとLFAが震えた新型GR GTの“禁断ハイブリッド”
  • ほぼ全ドライバーが知らない“長押しだけで生還できる”非常操作
  • 「日本の最後の砦が揺れた」中国がガソリン車まで奪取へ…2025年は逆転元年か
  • 「脱出“ゼロ秒”の罠」電動ドアが沈黙、炎上モデル3が示したEV最大の死角
  • 【衝撃】実戦経験を積んだ北朝鮮、「大規模な武器密輸」開始か…中国との間に“謎の橋”32カ所発見!
  • 「指紋・虹彩・家族情報まで?」トランプ政権がESTAを超強化、日本人観光客も厳格審査の対象に
  • 「事前に通知したはず」中国がレーダー照準論争で無線録音を公開、それを聞いた小泉防衛相は“激怒”
  • 「水を出せ!」トランプがメキシコに圧力…干ばつで供給困難の状況でも‟関税5%を警告”し対立激化

おすすめニュース

  • 1
    「AIが戦争を変える」米軍がGeminiを全軍投入、デジタル戦場の主導権を奪いに動く

    IT・テック 

  • 2
    「もう寒くないよ」母に捨てられた子猫たちを一晩中抱き締めて守った野良犬に世界が感動!

    フォトニュース 

  • 3
    【挑発飛行】中・露の軍用機9機が東・南海KADIZに進入!韓国軍、“警戒態勢”発動

    ニュース 

  • 4
    「利下げが次期FRB議長選任の基準だ!」トランプ氏、FOMC前にパウエル批判も繰り返す

    ニュース 

  • 5
    「米国依存を減らすべき」...トランプ氏の「欧州は衰退中」発言に独首相が応戦!

    ニュース 

話題

  • 1
    「進撃を続けよ!」停戦協議の裏でロシア総参謀長が前線を視察、“戦場優位”アピール

    ニュース 

  • 2
    この男、真冬でも半袖で過ごす…愛犬たちが形成した“暖房ネットワーク”の圧倒的威力にSNSが沸騰!

    フォトニュース 

  • 3
    上海〜大阪便が無期限停止、中国側“安全確保できず”の通告、外交摩擦がついに生活圏へ

    ニュース 

  • 4
    中国11ヶ月で1兆ドル黒字、トランプ関税下で“米中逆転”が現実味

    ニュース 

  • 5
    「A+++++だ!」トランプ氏、経済成果を自画自賛...物価高は“全部バイデンのせい”と責任転嫁!

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]