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タイの湿地で発見された「宇宙生命体」の正体、実は体重2トンの希少クジラだった

太恵須三郷 アクセス  

引用:Flamel、束草海洋警察

タイの湿地帯で、宇宙生命体を連想させる奇妙な外見の魚の死骸が発見され、当局が調査に乗り出した。

22日(現地時間)、英紙「デイリーメール」によると、20日、タイ南部ナコーンシータマラートの住民たちが湿地帯の入り口でマングローブの根に引っかかった巨大な動物の死骸を発見した。公開された映像には、長い頭部に大きな口と鋭い歯を持ち、全長4メートルにも達する巨大な死骸が映されている。これを発見した釣り人が当局に通報し、タイ海洋・沿岸自然資源部と研究センターの専門家が調査に乗り出した。

専門家たちは死骸を直接確認し、胃と頭部の組織サンプルを持ち帰り分析した結果、この死骸が「オキゴンドウ(false killer whale)」であることを突き止めた。オキゴンドウは平均体長5.5メートル、体重約2トンに達し、温帯および熱帯海域に広く生息するハクジラ類の動物である。

死骸が湿地帯で発見された理由について、研究員ラタナポン・パックピアン氏は「最近の強風や満潮の影響で座礁した可能性が高い」と述べた。また、「病気や高波の影響で運河を通じてマングローブ林に流れ込み、閉じ込められて死亡したと考えられる」と説明した。

オキゴンドウは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「データ不足(data deficient)」種に分類されている。これは、その生態に関する情報が不十分で、絶滅リスクを評価するのが難しいことを意味する。しかし、専門家たちはオキゴンドウを国際的に保護が必要な種と見なしている。タイ国内では2021年に海洋水産部がオキゴンドウを海洋保護生物に指定している。

海洋保護生物であるオキゴンドウは、2020年9月、多島海海上国立公園で約200頭が群れをなして移動する姿が目撃されるなど、その存在が注目されてきた。昨年4月には韓国・江原道(カンウォンド)襄陽(ヤンヤン)郡沖で体長3メートルのオキゴンドウが死んだ状態で発見されたケースもある。

太恵須三郷
editor@kangnamtimes.com

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