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「これこそ本当のコミュニティ」毎日欠かさずバーガーキングに訪れる91歳の常連客、最後の別れに従業員が用意した感動のプレゼント

平野大地 アクセス  

毎朝バーガーキングを訪れていた高齢の常連客が亡くなり、その葬儀に従業員たちが参列したエピソードが感動を呼んでいる。

先日5日(現地時間)、オンラインメディア「サニースカイズ(SunnySkyz)」は、米ミネソタ州ノースブランチで起きた心温まる出来事を報じた。

地元のバーガーキング店舗の従業員たちは、常連客の葬儀に参列し、特別な贈り物をしたという。

報道によると、ジェニー・オルソン(Jenny Olson)さんとレオ・パーキン(Leo Parkin)さんの兄弟が父親の葬儀を執り行っていた際、思いがけない出来事が起こった。ノースブランチのバーガーキングで働く従業員4人が制服姿のまま葬儀に現れたという。

さらに、従業員たちは弔意を表し、椅子を1脚贈呈した。この椅子には特別な思いが込められていた。

91歳で亡くなったジェリー・パーキンさんは、毎朝コーヒーを飲むためにバーガーキングを訪れ、決まった椅子に座っていた。

彼は一日も欠かさず店に立ち寄り、いつも同じ席で過ごしていた。そのため、従業員たちにとってジェリーさんは単なる常連客ではなく、まるで家族のような存在だった。

葬儀に参列したバーガーキングの従業員、モニカ・クーバル(Monica Kuball)さんは「ジェリーさんは毎朝、友達とコーヒーを飲むためにお店に来ていました。彼が入ってくると、いつもメニューを準備していました」と語った。

従業員たちはジェリーさんが愛用していた椅子の背面に彼の名前を刻んで贈った。

このアイデアは、ジェリーさんと共にいつもバーガーキングを訪れていたケビン・ベネット(Kevin Bennett)さんが提案した。彼の妻が薪を使って椅子に直接文字を刻んだという。

ジェリーさんの子供たちは「父の葬儀にバーガーキングの従業員が参列して驚きました。彼らが持参した椅子に感動しました」と感謝の言葉を述べた。

店舗の総括マネージャー、トム・デヘイヴン(Tom DeHaven)さんは、本社の承認を得てジェリーさんの椅子を店舗に置いたことを明かし、「この椅子は元の場所に戻され、ジェリーさんの存在をいつでも感じられるようになりました」と語った。

バーガーキングの従業員たちは、生前のジェリーさんがこの店をこよなく愛していたことを知っており、彼の90歳の誕生日には特別なパーティーを開いたこともあったという。

ジェリーさんは病院での最期の日にも、「バーガーキングのチキンナゲットとクッキー、シェイクが食べたい」と話していた。これが彼の最後の食事となった。

椅子が設置された後、娘のジェニーさんが店舗を訪れ、椅子に刻まれた文字を撫でながら「ここに来ると父の存在を感じます。本当に光栄なことです」と語った。

ジェリーさんとバーガーキングの従業員たちの感動的なエピソードはオンラインで大きな反響を呼び、現地のネットユーザーからは「これこそ本当のコミュニティだ」、「とても感動的だ」、「美しいストーリーだ」といった反応が寄せられた。

平野大地
editor@kangnamtimes.com

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