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「あそこが小さくて…」女の子と勘違いされ、22年間「修道女」として生きた男性 修道女を妊娠させ飛ばされる

平野大地 アクセス  

引用:YouTube「Estonoesradio」
引用:YouTube「Estonoesradio」

「修道女」とは、ローマ・カトリック教会(天主教)における、女性の修道者を指す。しかし、男性でありながら22年間も修道女として生きた人物がいる。

ドミニカ共和国出身のフランク・タバレス(Frank Tavares)氏という男性である。

今月18日、オンラインメディア「オディティセントラル(Oddity Central)」は、男性として生まれながら、22年間にわたり2つの修道院で、「マルガリタ」という洗礼名を持つ修道女として生きたフランク氏の物語を紹介した。

彼の衝撃的な人生は、4歳の時に交通事故で両親を亡くし、修道院に預けられたことから始まった。当時、フランク氏の祖父母は極度の貧困により孫を養うことができず、結局、孫をドミニカの修道院の修道女たちに預けた。

しかし、修道女たちはフランク氏を女の子だと勘違いした。これについてフランク氏は、現地メディアのインタビューで「幼少期から性器が小さく、自分が男だとは思わなかった」と説明した。

こうして、フランク氏は修道院で女性として育てられた。彼は女性の服を着て修道女たちの習慣を受け入れ、修道院の日常に完全に溶け込んでいった。

7歳になって初めて自分が男性であることに気づいたが、見捨てられることを恐れてこの事実を隠し、女性として生き続けた。

フランク氏は「7歳の時に健康診断を受け、医師から男の子だと言われた。思春期になれば成長に応じて性器も発達するので心配ないと言われた」と語った。

時が経つにつれ、彼は自分の本当の性別をより強く意識するようになったが、それを隠すために懸命に努力した。

フランク氏は「修道女たちの前では入浴したり服を脱いだりしなかった。水泳をする時も短時間で済ませ、ボクサー型の下着を着用した。生理があるふりをして皆を騙し、体のラインが分からないようなオーバーサイズの服を着ていた」と回想した。

しかし、思春期を迎えると、他の修道女たちに異性としての魅力を感じ始め、ついには1人の修道女を妊娠させてしまった。

この事件により、彼は別の修道院へ移されたが、そこで再び別の修道女と恋に落ちた。

彼は、この時出会ったシルビア修道女を「人生の愛」と表現し、「嵐のような恋をした」と明かした。

しばらくすると、シルビア修道女も妊娠した。彼女はフランク氏に「修道院を出て、家庭を築こう」と提案したが、フランク氏は「自分に親切にしてくれた修道女たちを騙した罪が重すぎる」と拒否した。

妊娠により明らかになった性別…仕立て屋として第2の人生を歩む

引用:YouTube「Estonoesradio」
引用:YouTube「Estonoesradio」

フランク氏の正体は、修道院のある教師が発見した手紙によって明らかになった。それは、フランク氏がシルビア氏に宛てた手紙だった。

この手紙で、マルガリタ修道女、すなわちフランク氏の本当の性別が明らかになった。

こうして、1979年に彼の性別が明らかになり、22年間の偽りの生活に終止符が打たれた。結局、彼は修道院を去り、男性として生きていくことを余儀なくされた。

修道院で裁縫を学んだ彼は、仕立て屋として就職し、73歳になった今も現役で働いている。

シルビア修道女との関係は、フランク氏が精神的な健康上の理由で別れを告げ、彼女がアメリカへ渡ったことで終わりを迎えた。

彼は、シルビア修道女が産んだ自分の子どもに会ったことはないが、今でもシルビア修道女を「人生の愛」として心に留めているという。

男性でありながら、22年間修道女として生きたフランク氏の驚くべき人生は、複数のテレビ番組で紹介され、書籍の題材にもなったとされている。

平野大地
editor@kangnamtimes.com

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