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「抗がん剤で19kg減量」…がん患者の闘病記がダイエット広告に悪用!虚偽の広告で命を懸けた闘いが冒涜された

竹内智子 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

抗がん治療の闘病記として共有していた自身の治療写真が、SNSに掲載されたダイエットサプリメントの広告に無断で使用されたとして、がん患者が告発し、大きな波紋を呼んでいる。

26日、JTBCによると、25日に放送された「事件班長」では、結婚を40日後に控えてがんと診断され、その後抗がん治療を続けているというA氏の体験談が紹介された。

A氏はSNSで自身の闘病生活を「抗がん日記」として定期的に投稿し、フォロワーからの励ましを受けながら懸命に病と戦っていた。

ところが最近、あるフォロワーから衝撃的な情報が寄せられた。A氏が2回目の抗がん治療後に撮影した写真が、無断でダイエットサプリメントの広告に使用されていたのだ。

問題の広告は、まるでA氏の体験談のように構成されており、「抗がん治療の成分のおかげで簡単に痩せた」という虚偽の内容が含まれていた。

広告には「完治後に再び体重が増加した際、病院で抗がん成分が痩せた原因だと説明された」といった文言や、緑黄色野菜に含まれる「ベータカロテン」がダイエットに効果があるという主張も含まれていたが、これらは確認されていない情報である。

特に問題となった広告では、A氏の抗がん治療直後の写真に「30kg減って骨ばった時」という刺激的な文言が添えられ、ダイエット前の写真には別の女性の写真が使われていた。

A氏は「抗がん剤は命を救う薬であり、ダイエット薬として使われるものではない」と述べ、「命がけで耐え抜いた過程をあたかも痩せるために行ったかのように表現されたこの広告に対して、非常に怒りを感じる」と憤りを露わにした。

A氏は現在、該当の広告を国民権益委員会と公正取引委員会に報告した。

この企業は過去にも同様の手法で物議を醸したことがある。「ベータカロテン」成分を強調し、「痩せたらアイドルの練習生と一夜を過ごした」といった扇情的な文言を広告に使用し、批判を浴びたこともあった。

パク・ジフン弁護士は「ダイエット前とされる写真も無断使用された可能性がある」とし、「抗がん治療による体重減少をダイエット効果として偽装したのは明らかな虚偽広告だ」と指摘した。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

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