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「汚したのはあなたです」泥酔した乗客を狙って「偽の嘔吐物」ばら撒き、金をだまし取ったタクシー運転手…総額約1,500万円

川田翔平 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

酔って眠っていた乗客に「偽の嘔吐物」をかけて金を騙し取っていたタクシー運転手が警察に逮捕された。

10日、ソウル・鍾岩警察署は、常習的な恐喝の容疑でタクシー運転手のA容疑者を逮捕・送検したと発表した。

A容疑者は、約1年間にわたり、ソウル・京畿・忠清地域で乗客160人余りから総額1億5,000万ウォン(約1,487万円)を騙し取っていた疑いが持たれている。

捜査によると、A容疑者は酔っぱらった乗客を選んで乗せ、人通りの少ない場所に車を停めた後、乗客が眠っている隙にあらかじめ用意しておいたお粥・コーラ・コーヒーなどを混ぜた「偽の嘔吐物」を自分の顔や車内にかけ「汚された」として示談金を要求していたという。

また「運転中に暴行を受けたと主張した場合、あなたは最大1,000万ウォン(約99万円)の罰金を科されることになる」と脅し、示談金のほか、洗車費用や壊れた眼鏡の代金などの名目で、1人あたり30万ウォン(約2万9,743円)から600万ウォン(約59万4,866円)を受け取っていた。

この犯行は、ある乗客が「運転手への暴行容疑」で警察の取り調べを受けたことをきっかけに発覚した。

当乗客は「自分は酔っても絶対に吐かない」と訴えた。警察は、国立科学捜査研究院に嘔吐物の鑑定を依頼し、その結果、A容疑者の手口が明らかになったという。

その後、警察官が酔ったふりをしてA容疑者のタクシーに乗車し、犯行現場を映像で記録したうえで、京畿道・南楊州市付近で現行犯逮捕した。

警察は今後、追加の被害届などを受け付けながら被害総額を把握し、検察に追送致する方針だと発表した。

警察関係者は「同様の手口による被害を防ぐため、十分な注意をお願いしたい」と市民に呼びかけている。

川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

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