メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「パキッ」という音と激痛…行為中に起こる「陰茎折症」の衝撃実態、事故を防ぐためのパートナーとの向き合い方

荒巻俊 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

性行為中に陰茎に発生する「骨折」は男性に極度の痛みと心理的ショックを与える緊急事態だ。特に最近、医療専門家は特定の体位がこのケガの大きな原因になり得ると警告している。

イギリスの国民保健サービス(NHS)の外科医カラン・ラジ博士は自身のSNSを通じて「陰茎折症患者の多くが『リバースカウガール(reverse cowgirl)』という体位で性行為をしてケガを負う」と説明した。この体位は女性パートナーが男性の上に乗り、背を向けて座った状態で性行為を行う方法だ。

陰茎に骨はないが、勃起時に内部が血液で満たされて硬くなる2つの海綿体(corpora cavernosa)がある。これを包む線維性膜である「白膜(tunica albuginea)」が突然の衝撃で裂けることが医学的に陰茎折症と呼んでいる。

陰茎折症は体位や動きがうまく合わない場合や、性行為中に陰茎が膣から抜けた状態で突然パートナーの体重がかかる場合に発生することがある。ラジ博士は「激しい性行為中に陰茎が女性の恥骨に押し付けられて起こることが多い」とし、「ケガの瞬間に『パキッ』もしくは『ポキッ』という特有の音がし、その後陰茎は紫色に腫れ、形が変形する」と説明した。

イギリスの国民保健サービスの資料によると、2023~2024年の間にイギリスで162人の男性が陰茎折症で手術を受けた。平均年齢は44歳で、最高齢患者は70代後半だったという。

陰茎折症と体位の相関関係に関する研究は多数報告されている。2015年に「Advances in Urology」に掲載されたブラジルの研究によると、女性が上位にいる体位、特にリバースカウガール体位は全ての陰茎折症ケースの約50%を占めた。次に多かったのは、女性パートナーが四つん這いになる「ドッグスタイル」体位(29%)だった。一方、男性が上で主導する「正常位(Missionary Position)」は比較的安全であることが確認された。

性行為専門家のアナベル・ナイト博士は「リバースカウガール体位でパートナーが速度を調整しなかったり、動きがずれると、陰茎が抜けた状態で体重がかかりケガが発生する」と説明した。ただし、「パートナーとコミュニケーションを取りながら速度を調整し、ゆっくりと関係を続ければ事故を防げる」とアドバイスした。

しかし最近、2024年に「The Journal of Sexual Medicine」にて発表された別の研究では、リバースカウガール体位よりも「男性上位」体位で陰茎折症の発生頻度が高いことが示された。東アジア地域の500件のケースを分析した結果、男性が興奮状態で関係を主導し、衝撃が繰り返し発生した場合が最も一般的なケガの原因として指摘された。

陰茎折症の主な症状は、ケガの瞬間にする音、強い痛み、突然の勃起不能などがある。医療関係者はこのようなケガを経験した場合、直ちに病院を受診すべきだと強調している。治療が遅れると、勃起不全、陰茎変形(ペイロニー病)、将来の勃起時の慢性的な痛みなど、深刻な合併症が発生する可能性があるためだ。

陰茎折症は一般的に緊急手術が必要で、外科的縫合により破裂した白膜と損傷した組織(尿道を含む)を修復する。早期に手術を受けた場合、大多数の患者が機能を回復できる。

性行為中の陰茎をケガするのは稀だが、過度の動きや体位の選択によって十分に発生し得る事故だ。パートナーとのコミュニケーションを通じて速度を調整し、体位を変更する際に注意を払うことが事故予防の最も確実な方法である。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「韓国のキャンディー、食べる?」米学校で自身の体に接触させた菓子を渡した疑いの韓国人教師
  • 「60歳までにがん発症90%の遺伝子がそのまま…」精子バンク経由で拡散、欧州全域に警戒
  • 日本で母心を突いた600万円詐欺、20代韓国人を現行犯逮捕
  • 眠る妊娠中の恋人に中絶薬、30代外科医が起こした衝撃事件
  • 「事故よりスカートが問題だった」警察署で起きた不可解な優先順位
  • 「医療用の薬が麻薬に変わった」意識が飛ぶ危険、日本全土に拡散するゾンビタバコ

こんな記事も読まれています

  • 40台だけの終着点、ブガッティ・ボライドが刻んだ“最後の遺産”
  • SUV激戦区の答え、アメリカ市場が認めた最高の3列SUV 5種
  • 「米国ラグジュアリー市場を狙う」メルセデス、40万台目標でBMWに正面勝負
  • 走行継続は危険信号、ブレーキ警告灯の分岐点
  • 【緊急事態】東京行きユナイテッド航空機、エンジン停止で引き返し…空港周辺で火災も
  • 「韓国のキャンディー、食べる?」米学校で自身の体に接触させた菓子を渡した疑いの韓国人教師
  • 病院を爆撃したと認めたミャンマー軍政…「対テロ作戦」という主張が波紋
  • 「中国寄り回答を封じ込む!」日本政府、生成AIを“思想監査” “信用できるAI”を選別へ

こんな記事も読まれています

  • 40台だけの終着点、ブガッティ・ボライドが刻んだ“最後の遺産”
  • SUV激戦区の答え、アメリカ市場が認めた最高の3列SUV 5種
  • 「米国ラグジュアリー市場を狙う」メルセデス、40万台目標でBMWに正面勝負
  • 走行継続は危険信号、ブレーキ警告灯の分岐点
  • 【緊急事態】東京行きユナイテッド航空機、エンジン停止で引き返し…空港周辺で火災も
  • 「韓国のキャンディー、食べる?」米学校で自身の体に接触させた菓子を渡した疑いの韓国人教師
  • 病院を爆撃したと認めたミャンマー軍政…「対テロ作戦」という主張が波紋
  • 「中国寄り回答を封じ込む!」日本政府、生成AIを“思想監査” “信用できるAI”を選別へ

おすすめニュース

  • 1
    【衝撃】AIの助けで命を救った少年の奇跡

    IT・テック 

  • 2
    SUVに傾いた韓国市場、日産セダンが揺さぶる理由

    フォトニュース 

  • 3
    「まさかの乱入者」結婚式を乗っ取った犬…花嫁より注目を集めた理由

    フォトニュース 

  • 4
    「バッテリー不安は解消できるのか」BMW、EVにガソリンを載せる理由

    フォトニュース 

  • 5
    出勤前にエンジンがかからない!?冬のバッテリー放電を防ぐ方法

    フォトニュース 

話題

  • 1
    北米赤字が突きつけた現実、ホンダ・日産・三菱が米国で共同戦線

    モビリティー 

  • 2
    「ホンダは15%急減」5か月ぶりのマイナス、日本車4社が米国で失速した理由

    モビリティー 

  • 3
    「寒さの中でも氷ドリンク?」韓国発ブームが体温・血流・胃に“連鎖ダメージ”を引き起こす

    ライフスタイル 

  • 4
    「事故りました」ライブ配信しながら運転→歩行者死亡…その後まさかの寄付募集

    ニュース 

  • 5
    抹茶でハゲる?SNS発・謎すぎる脱毛騒動の正体

    ライフスタイル 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]