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「なにしてくれてんの?」4億年の地層を素足で汚した中国人、ありえない行為に地質学者ら激怒

荒巻俊 アクセス  

数万年かけて形成されたオルドビス紀の地層、女性の「素足撮影」で学界が激怒

引用:北京晩報
引用:北京晩報

中国のある女性が洞窟に入り、約4億8,000万年前に形成された地層を素足で踏みしめて、写真撮影を行ったことが学界の怒りを招いている。女性は「投資誘致の調査の一環だった」と主張しており、その態度にも批判が集まっている。

29日付の中国メディア「北京晩報」などによると、27日に貴州省道真県の洞窟で企業の投資誘致チームが調査を行う過程で、チームの一人の女性が素足の状態で、立ち入りが制限されている区域に足を踏み入れた。

女性は地層の上に座り、様々なポーズを取りながら写真を撮影した。特殊な洞窟探査用の装備は身に着けていたものの、素手と素足で地層の上を歩き、優雅なポーズで撮影した写真がSNSで拡散された。

貴州省白雲山の奥深くに位置する道真県の洞窟は、4億8,000万年前に形成されたオルドビス紀の地層で構成されており、その存在自体は2021年に知られていたが、最近地域で農業用水路工事のための掘削中に発見され、13日に公開された。

内部には石筍や鍾乳石、石サンゴをはじめ、細い葉が四方に広がった形の「石華」や、丸く白色の「洞窟真珠」など、様々な形状の希少な地形が壮観を呈している。近隣の白雲山の地下水が流れ込み、洞窟内部の炭酸カルシウムを溶かしてこのような地形を形成したと考えられている。

中国地質学会は「近隣の地域一帯は無人地帯であり、長年にわたり地下水が自然にろ過されながら洞窟内部に流れ込んでいるため、地形の純度は極めて高い」と述べ、「世界的に見ても稀な『洞窟堆積物の遺伝子の宝庫』といえる」と評価した。このような特徴から、学界ではこの洞窟を「地下水晶宮」と呼んでいる。

引用:北京晩報
引用:北京晩報

このように研究価値の高い未知の洞窟を素足で踏みしめた女性の行為に学界は怒りを露わにした。中国地質学会は「人の皮膚から出る油分や爪に塗ったマニキュアなどの化学成分が、数万年かけて保たれてきた化学的バランスを崩すおそれがある」とし、「今後、堆積物の成長が停止するリスクも否定できない」と指摘した。

学会は「指で少し触れるだけでも数千年かけて形成された結晶が光沢を失い、破損する可能性がある」とし、「研究価値の損失は計り知れない」と批判した。

一方で、問題の女性は「当局の招待を受け、すでに4回洞窟に入り、頭から足先まで万全の装備をした」と開き直る姿勢を見せた。「我々は完全装備で調査に臨んでおり、ある程度の影響は避けられない」と弁明したという。

道真県の当局も、今回の洞窟立ち入りが当初は許可されたものであることを認めたが、波紋が広がると専門家に洞窟内部の保護についてアドバイスを求めたと地元メディアは伝えた。

国営新華社通信によると、当該洞窟が発見され公開された後、当局は洞窟の入り口を封鎖した。それにもかかわらず、数人が洞窟内に無断で侵入しており、専門家は「洞窟内部の保護のために一般人の立ち入りを全面的に禁止すべきだ」呼びかけている。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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